婚活で出会った、自称・人の心が読める男。その怪しい正体は…
 独身の男女が結婚相手を探すツールの1つとして婚活パーティーがあります。最近では様々な形のパーティーがありますが、普段出会わないような一癖も二癖もある人に出会うことも少なくないそうです。そこで、婚活パーティーの失敗談を2人の女性に聞いてみました。

◆街コンは遊び目的の男子が多かった

 まず話を聞いたのは都内に住む浅井美香さん(仮名・34歳)。見た目は20代に見えるほど若々しい浅井さんは、普段付き合う男性も年下が多いといいます。

「婚活を始めた頃は街コンのような大勢の男女がお酒を飲みながらフリーで話す……という趣旨のパーティーに行っていました。そういう手軽なパーティーのほうが私好みの若いイケメンも多いので、初めはイイなと思っていたんです。でも、来ている男性がだんだん遊び目的みたいな人ばかりになってきて、このままでは真面目に婚活できない! と思ったんです」

 そう思った浅井さんは、1対1で話せる婚活パーティーに場を移してみたそうです。参加したパーティー会場には、一人ひとりパーテーションで仕切られた席が用意されていて、男性が女性の席に順番に回ってきて会話するというものでした。

◆可愛い男性を発見!と思ったら…

「会場に着いて受付に並んでいると、なんとすぐに私好みの可愛い男性を発見したんです! こんな若い男の子も来るんだな〜なんて思いながら、彼が私の席に回ってくるのをワクワクしながら待っていたんでのが、いくら待っても回って来ないんです。もしかしてサクラ? それともスタッフ? と考えていると、ついに1対1で話す時間が終了に……。」

 思わずスタッフに「私、あの人と話してないんですけれど!」と詰め寄ったという美香さん。すると唖然としたスタッフから衝撃の一言が返ってきます。

「『あの方は女性参加者です』……。よく見ると、私と同じ赤色の番号札を付けていて、なんとイケメンと思った彼はボーイッシュな女性だったんです! その女性も気を悪くしたのか怒ってしまい、スタッフが必死になだめていました……。申し訳ない気持ちと恥ずかしさで、2度とそこの会社が企画する婚活パーティーには行けなくなりましたよ……」

◆自称・人の心が読める男性と出会う

 最近では男性らしい女性や、女性らしい男性など一見しただけでは分からない人も多いですよね。そのように様々な人が集まる婚活パーティーですが、中には変わった男性に当たってしまった……と嘆く女性もいます。川田冴子さん(仮名・32歳)もその1人です。

「とある婚活パーティーで知り合った男性は、自称会社経営者でお金持ちそう……という印象でした。何度か連絡を取り合ううちにデートすることになったのですが、ある時、彼が思い詰めたような顔で『俺、人の心が読めるんだ……』と言い出したんです。」

◆とにかくうさん臭い…

「聞くと、彼には他人の心を共感できる力があるそうで、『色んな人の心の声が頭の中に入ってきて辛い……』と言うんです」

 なにやら怪しいニオイがプンプンしますが、美香さんはどのように返したのでしょうか。

「ちょっと変わった人だなと思いながらも、『じゃあ、私の心も読めるの?』と聞いてみると『まぁ、僕に好感を抱いているのは分かるよ(笑)』と非常にあいまいな答えが返ってきました(笑)。

 そりゃ、嫌いだったら連絡は取らないだろう……と思いつつ、しばらく彼の様子を見ながら連絡をとっていたのですが、ある日プツリと連絡が途絶えたんです。もしかして私が様子見ているのが読まれた? なんて思いながらも、しばらくこっちからも連絡を控えることにしたんです」

 川田さんの元に“シンパシー君”から連絡が来たのは、それから3カ月後のことでした。

◆「投資詐欺にあっていた。金を貸してくれ」と言われ…

「突然、電話が来たので『ずっと連絡なかったけれど、何かあったの?』と聞くと『実は、仕事で投資詐欺にあって借金ができちゃって……しばらく連絡できなかったんだよね』と言い出したんです

『それでお金に困ってて……少しでいいから貸してくれない?』とまで言ってきたんです! さすがに呆れて『人の心は分かるのに、詐欺師の心は読めなかったんだね!』と怒鳴って電話を切ってやりましたよ!」

 婚活パーティーの場に限らず、自称スピリチュアル系で怪しいビジネスに絡んでいる人は多いような気がします。婚活パーティーの中には勧誘やビジネス目的で来ている人も多いといいます。

 トホホなエピソードも多い婚活パーティー。ちゃんとしたパーティーを選ぶには「男性参加者の条件が厳しい」「趣味の集まりなど自分に合った男性が参加する」など、しっかり見極めることが大切なのかもしれません。

―婚活パーティーのあゝ失敗…―

<文/結城>

【結城】
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer