JR各社、上場会社と非上場で業績に明暗
JR東は売上高が初めて3兆円を超えた。流通・ホテルなどの非運輸事業も好調で「すべてのセグメントで増収増益だった」(松木茂常務)。JR東海は東海道新幹線の利用が伸び、単体の営業利益率は45・6%。巣山芳樹副社長は「将来に向けた施策(リニア中央新幹線の)に大きく寄与する」と話した。
JR貨物は西日本豪雨などの減収が125億円で保険の補填が40億円あった。特別損失で災害損失24億円を計上し、当期赤字に転落した。JR北は北海道地震などによる連結の減収が25億円、減益幅は29億円。JR四は特別損失に豪雨の復旧費用19億円を計上した。
20年3月期は全7社が増収を予想。JR東とJR西は営業・当期増益、JR貨物は営業増益と当期益の黒字転換を見込む。JR東海はリニア中央新幹線の工事本格化で、JR九は税制特例措置の廃止や減価償却費の増加で、両社が営業・当期減益を想定。JR北とJR四は経営安定基金の運用益減少が響くも、非鉄道分野の利益貢献で当期黒字を確保する見通し。

