収益悪化の携帯大手、打開のカギは何だ?
KDDIが15日発表した20年3月期の業績予想(国際会計基準)は、携帯電話事業の競争激化を見込み、営業利益が同0・6%増の1兆200億円にとどまる。通信料を最大4割引き下げた新プランを6月に投入するなど最大で約4000億円の顧客還元を行うためだ。
このため、大手3社は携帯電話通信料収入に依存した収益構造からの脱却を急いでいる。カギを握るのはスマートフォン決済。スマホを通じた各種サービスにおけるビッグデータ(大量データ)収集には、スマホ決済が重要な役割を果たすからだ。
KDDIは4月に始めたスマートフォン決済「auペイ」を中心に「金融事業を新たな収益源に育てる」(高橋誠社長)方針だ。ソフトバンクは人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)を用いた法人事業も強化し「5年以内に営業利益1兆円を目指す」(宮内謙社長)としている。
