映画『チア男子!!』初日舞台挨拶が10日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、キャストの横浜流星、中尾暢樹、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、浅香航大、主題歌を担当する阿部真央、監督の風間太樹が登壇した。

「桐島、部活やめるってよ」で知られる小説家・朝井リョウの第2作目となる青春小説「チア男子!!」を実写映画化する本作。朝井が大学在学中に、これまで女子がやるものとされてきたチアリーディングを男子がやる男子チアチーム“SHOCKERS”をモデルに執筆したもの。

物語は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希が怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬とともに男子チアチームの結成をめざす青春物語。横浜流星が男子チアの世界へ飛び込む坂東晴希を、中尾暢樹が男子チアチーム「BREAKERS」の発起人・橋本一馬を演じるほか、浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智らが共演。監督を、『帝一の國』『恋は雨上がりのように』のスピンオフドラマなどを手がける弱冠27歳の新星・風間太樹が務める。

公開初日を迎え、横浜は「誰一人欠けることなく、こうして初日を迎えられたのは本当に幸せなこと。あとは…すごくきもち〜!です!」と劇中台詞を生披露。照れ笑いを浮かべていた。中尾も「4ヶ月間みんなで一緒にやってきた作品が、ようやく公開されて嬉しいです。撮影が去年の9月ごろ、それがようやく皆さんのもとに届けることができて(感想が)楽しみです!」と笑みをこぼした。

瀬戸は「みんなで一緒に泊まり込みで寝たり、一緒にお風呂に入ったり…」と撮影の日々を振り返り、「謎にラップが流行った。みんなでやってたよね?『俺は流星〜♪可能性秘めた〜♪』って」と暴露。すると観客から「(横浜に)やって欲しい!!」と黄色い歓声が。思わぬむちゃぶりに戸惑いながらも、横浜は「俺は流星〜♪彗星のごとく現れた流星〜♪今日の空は快晴〜♪…みんなに『チア男子!!』観てもらいたいZE♪」と照れながらもラップを生披露。会場を沸かせていた。

一方、浅香は座長として作品を引っ張ってきた横浜へ「流星は責任感が強くて、真面目で熱い男。(過酷な練習で)満身創痍の中、チアの大技を完成させて、いざ撮影の直前にケガというアクシデントがあって…流星の悔しさ、涙を目に溜めている姿は忘れもしません。流星はケガしたパンパンの手をかばって、痛みのある中、本当に自分の力だけでやりきった姿は本当にかっこよかった。『チア男子!!』は熱い想いの入った作品、『チア男子!!』は特別な仲間に出会えた作品」と、時折涙ぐむ一面をのぞかせながら、真摯に想いを伝える。

横浜は「僕だけじゃなく、浅香さんの存在はみんなにとってもすごく心強い存在。浅香さんがいることで、張り詰めた緊急感や喝を入れてくれた。すごく助かりました!」と話し、浅香と「ありがとう!」とがっちりハグを交わした。

イベントでは、主題歌を担当する阿部真央が「君の唄(キミノウタ)」を生披露。目の前で阿部の歌声を堪能した横浜は、「先日も公開直前イベントで生で聞かせていただいたんですが、本当に素敵ですし、この作品のために作ってくださった楽曲で。自分たちが一生懸命やってきた日々を思い出して、心にグッとくるものがありました」と感動しきりだった。

イベントの最後では、横浜の「レッツゴー!」の掛け声に、キャスト&観客が「ブレイカーズ!!」と声を上げながらくす玉を割り、会場一体となって本作の大ヒットスタートを祝した。

映画『チア男子!!』は全国公開中

(C)朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT

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