iPadのPC化が大きく前進? Pro(2018)+iOS 13でマウス対応説浮上
昨今ではクリエイティブ系を中心とするアプリの増加や本体の高速化などにより、PC代替機としての位置づけを鮮明にしているiPad Proですが、実際にPCやMac代わりに使っているユーザーからの要望として多いものに「やっぱりマウスは使えた方が便利」という意見がありました。

その要望がついに叶うかも知れません。詳細な時期こそ明示されていませんが、将来的にiPad Pro(2018)にUSBマウスの使用がサポートされるとのウワサが急浮上してきたのです。米アップル関連情報サイトMacRumorsによると、MacStories編集長のFederico Viticci氏がポッドキャスト番組で「USBマウスのサポートが最終的にはアクセシビリティ機能としてiPad Proにやってくる可能性がある」と示唆したそうです。アクセシビリティとは、障がいのある方々もデバイスを使いやすくする補助機能のこと。

USBマウスはiPad ProのUSB-Cポート(つまり2018年モデル)に接続するとのこと。実は従来も、iPhoneやiPadではAssistive Touchの中でジョイスティックなどを使うことができましたが、マウスは不可という扱いでした。噂が本当だとすれば、特にメーカーが限定されることも、Type-C変換以外のアダプタも要らず、iPadでマウスが利用できることになりそうです。

さらにこの件に関しては、有名リーカーでもある開発者のSteve Troughton-Smith氏が「私の知っている限りでは"本当に"開発中です」とウワサを裏付ける発言をツイート。その日が来れば、全てのProユーザーが機能をオンにするだろうと述べています。
なお、続くツイートの中でTroughton-Smith氏は、iOS上でのマウスカーソルは昔ながらのポインタ型ではなく、「小さな丸かドットになるかもしれない」と語っています。そもそもiOSには「マウスカーソル」という概念が不在だったため、これがどんな形になるかも興味深いところです。

具体的なリリース時期への言及はありませんが、MacRumorsは、6月3日に開催される開発者イベントWWDC19で発表予定のiOS 13にて、早い時期に追加される可能性があると予測しています。昨今、iOS上でのOffice環境やクリエイティブ系アプリがますます充実しつつあるだけに、デスクトップPCと同じ操作性をもたらすマウスのサポートを待ち望むユーザーは多く、このサポートは歓迎されそうです。