お母さんにとって男の子は謎多き生き物。自分との違いを認めると楽しくなる



元気でわんぱくな男の子は、子どもらしくてかわいいものです。ですが親としては悩むこともあります。元気なのはありがたいけど、こんなにやんちゃで将来は大丈夫なの?と不安に思う事もあるようです。そもそもお母さんが女性なので、男の子の行動が理解できないのも無理がないのです。理解できないと悩むより、自分とは違う考え方なのねと認めてあげると子育ても楽しくなります。

子どもには生まれ持った個性がある。他の子と比べなくても大丈夫です



Y君は5歳の元気な男の子ですが、落ち着きがなくじっとしていられません。同じクラスの子ども達は大人しく先生の話を聞けるのに、どうしてY君は話しを聞けないの?とお母さんはイライラします。きちんと話が聞ける子と聞けない子の違いはどこにあるのでしょうか?実は私たちはある程度の個性を持って生まれてきます。これは気質といい基本的に生涯変わりません。Y君は衝動性の高いタイプの子だったのです。

話しが聞けない子は悪い子ではない。ただ興味が持てないでいるだけです



小さい子ほど自分に必要のない情報を聞き流す能力を持っています。じっとしている事が苦手なY君は、話も聞くのが苦手。更にこのタイプの子は怒られても目を合わせようとしないことも。これには悪気が無く「必要がないから聞き流す」子ども特有の脳の働きで、興味のある事なら話を聞けるのです。注意する時は「うるさくしないで!」より「静かにね」や「話を聞いて」とストレートな表現にしましょう。否定語は幼児には難しく理解しにくいのです。

興味を持てる事こそが素晴らしい才能。豊富な発想力は将来有望です



このタイプの子の高い行動力は素晴らしい才能です。時に危険な事もしますが、叱るのは本当に必要な時だけに見極め注意しながら自由にさせてあげましょう。なぜなら自由の中で才能を開花させていくからです。せっかくの行動力も「ダメ」を言い過ぎてしまう事で自信や、やる気まで失いかねません。落ち着きがないのではなく、楽しさをいつも求めているのでしょう。将来は、企画力が抜群な大人に成長しそうで楽しみですね。

今日の1日1成長



子どもの才能は「楽しい」から始まる。決めつけないで見守ってあげよう 子どもの創造力も1成長、お母さんの承認力も1成長。 わたなべみゆき(文)田中京子(編集)日本キッズコーチング協会(監修)http://jakc.or.jp/