公式会見に出席する森保一監督

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 日本代表は23日、UAEのドバイ市内で練習を行い、24日のアジアカップ準々決勝・ベトナム戦に向けて最終調整した。練習前には試合会場のアルマクトゥームスタジアムで公式会見が行われ、森保一監督とMF柴崎岳(ヘタフェ)が出席。21日の決勝トーナメント1回戦・サウジアラビア戦(○1-0)から中2日で迎える一戦を前に、指揮官は「スケジュール的には厳しいが、選手にはしっかりと心身ともに回復し、明日のベトナム戦に向けていい準備をしてもらいたい。チームとしてもいい準備ができてきていると思う」と強調した。

 中2日の日本に対し、ベトナムは中3日。ベトナムは20日の決勝トーナメント1回戦でヨルダンをPK戦の末に下した。延長戦を含めて120分間を戦ってきたとはいえ、一日の差は大きい。さらにGK権田修一、DF酒井宏樹、MF堂安律、MF南野拓実、DF塩谷司の5人がすでにイエローカードを1枚もらっており、ベトナム戦で累積2枚目を受ければ準決勝が出場停止となることも考慮すれば、出場停止のFW武藤嘉紀だけでなく、サウジアラビア戦から先発を入れ替えてくる可能性もある。

 記者会見では「スタメンを大幅に入れ替える考えもあるのか」と問われ、「スタメンのことについてはなかなかお答えできないので、みなさんの予想でということでお願いします」と言及を避けた森保監督は「限られた時間の中でミーティング、練習を通して最善の準備をし、勝利を目指して明日の試合を戦いたい」と必勝を誓った。

 ベトナムを指揮する韓国人のパク・ハンソ監督は森保監督同様、五輪代表監督も兼任している。昨年8月のアジア大会ではグループリーグ最終戦で対戦し、森保監督率いるU-21日本代表はベトナムに0-1で敗れた。それでも「特に私の中でベトナムと対戦するにあたって心境の変化はない」と、特別に意識することはない。

 グループリーグ最終戦で対戦したウズベキスタンも昨年1月のAFC U-23選手権準々決勝で0-4で敗れた相手だったが、「すでにウズベキスタンともそういう形でやっているし、いつも考えているとおり、目の前の一戦に向けて最大限の力を発揮できるように最善の準備をすることを考えている」と、相手がどこであろうと関係なく、いつもと同じように最高の準備をするだけだ。

 その後、海外メディアから「半年前の対戦ではベトナムが1-0で勝っているが、プレッシャーはあるか」と再び同じ趣旨の質問が出た。これには「同じ質問じゃないんですか」と思わず苦笑い。「パク監督が非常にいいチームづくりをされている。アンダーカテゴリーからベトナムのサッカーをレベルアップさせ、国際試合でも結果を出している」。そう敬意を示したうえで、「明日の試合も難しい試合になると覚悟しているし、これまでの4試合もすべて厳しい試合ばかりだった。これまで同様、明日も厳しい試合になることを覚悟して、相手に敬意を払って、自分たちが最大限の力を発揮し、勝利を目指したい」と意気込んだ。(取材・文 西山紘平)