「殿下はもう100歳近いのだから、まだ運転しなければならない理由などないはずです。本当に運転を止めてほしい。殿下には法が許す限りできるだけ運転を続けたいという気持ちがあるのかもしれませんが、私はその法には賛成できません。高齢者運転について法は見直しを図るべきです。全ての高齢者から免許を奪えとは言いませんが、せめて再試験をするようにしてほしい。この考えを私は前から持っていましたが、自分が事故の被害者になって更にその思いは強くなりました。」

「メディアでは全員が軽傷と報じられていますが、私は手首を骨折して、医師からは手術が必要かもしれないと言われています。惨事にならなかったことは事実ですが、この怪我が軽いとは思いません。殿下は運転を止めたら自立心を失うと思っているのかもしれませんが、では私の自立はどうなるのと言いたいです。10代の子供たちに体を洗ってもらったり着替えを手伝ってもらわなきゃならないんですよ。」

少し前にサポートワーカーの仕事を得たばかりというエマさんは、怪我のせいで2か月は休職しなければならない可能性もあるとのことで現在、人身傷害賠償の手続きを行うか否か検討中だという。バッキンガム宮殿側は、18日に「相手の車に乗っていた人とは個人的に連絡済み」と発表。またノーフォーク州警察では、現在も事故についての捜査が続けられており「今回の事故は世間の関心を大きく引いていますが、未だ捜査中であるため、衝突事故の原因を推測することは不適切です」と述べている。

イギリスでは、70歳以上の運転手は3年ごとに免許の更新が必要とされるが、再試験は行われていない。フィリップ殿下の事故の後、18日にはエリザベス女王が車を運転する姿を目撃されているが、殿下同様にシートベルトを装着していなかったようだ。しかし19日にサンドリンガムで運転が目撃された時には、女王はシートベルトをしていたと報じられた。なお女王に関しては自身が交付者であるため、運転免許証もパスポートも所有していない。

このニュースを知った人からは、「まさか女王が直接電話してくるなんて思ったわけ!?」「命が助かったんだからいいじゃないの。この女性、王室に何を期待しているわけ? 宮殿にお茶にでも招待されたいの?」「殿下が謝罪するはずがないよな」「謝罪云々より保険会社が解決するのでは?」「でもどっちが悪いかというとやはり殿下だから、告訴されてもおかしくはないだろ」「怪我のせいで仕事もできないんじゃ、損害賠償請求する筋合いはあるでしょ」「うーん、被害者としての気持ちは十分わかるし気の毒だけど、王室相手では勝ち目はないだろうな」「シートベルトをしていない時点で違法じゃないか」「殿下の運転は危険だから、もう止めた方がいい」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2019年1月19日付「Prince Philip crash victim wants royal prosecuted if found to be at fault」(Image: Stan Kujawa/Mirrorpix)』『The Sun 2019年1月20日付「‘I EXPECTED MORE FROM THE ROYALS’ Prince Philip hasn’t even said SORRY, his sobbing crash victim reveals - as she says ‘I’m lucky to be alive’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)