南野拓実が新年に誓うアジアカップ優勝「自分のサッカー人生も大きく変わる」

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 AFCアジアカップUAE 2019に出場する日本代表は3日から、初戦と2戦目を行うアブダビ入りし、トレーニングを開始した。

 吉田麻也、武藤嘉紀、中島翔哉の3選手は所属クラブでの試合があるなどしたため、日本での事前合宿に参加せず、そのままイングランド、ポルトガルからそのまま現地入りし、合流。一方で30日の国内合宿から合流した遠藤航は発熱のため、合流日が遅れることになり、19名でのトレーニングとなった。

 ザルツブルク所属のMF南野拓実は「いよいよだな、という気になってきましたし、試合に向けてスイッチを入れていきたい」と、現地入りしてモチベーションも高まっている様子。「まず暑さになれて、コンディションを整えること」を、本番までに念頭に置くこととして挙げ、「誰がスタメンになるかわからない状況で、監督に対して常に『僕はいい準備ができているし、貪欲にプレーしている』ということをしっかり見せていきたい」と、アピールを続けることの大切さを話した。

 2019年早々から臨む大会になるが、「まずこの大会で優勝すること」を新年最初の目標として掲げ、「それを達成するか、しないかで、自分のサッカー人生としても大きく変わると思うので、まずは大会にすべてを懸けてやりたい」と語る。森保一監督体制となった日本代表では5戦4発と結果を出しており、所属クラブでもコンスタントに得点を挙げているが、「自分のキャリアの中でも“アジアカップ優勝”というものが付くし、代表選手として戦って何かを成し遂げるということはサッカー選手としてすごく自信になると思うので、チームに貢献したいです」と続け、2019年最初の目標を達成することで、さらなるステップアップも目論む。

 アジアでの戦いの難しさは、これまで世代別の代表として何度も経験してきた南野。ピッチ上だけでなく、食事や宿泊の違い、長期間のホテル生活、その中でのしかかるW杯出場権獲得というプレッシャーと戦うことの難しさも感じてきたと話すが、A代表では様々なサポートもある中での戦いとなるため「環境の言い訳はできない」。

 たくさんのバックアップに「僕たちがサッカーをするため、いい環境を整えてくれていますし、感謝の気持ちを持って、結果で恩返しを」するために、アジアカップを手にすることを誓っている。