ドコモのダークホース「カードケータイ」が22日発売
NTTドコモは"カードサイズ"の携帯電話「カードケータイ KY-01L」を11月22日に発売します。価格は3万1752円(税込、以下同)で、「月々サポート」を差し引いた実質負担額は1万368円となっています。「カードケータイ」はその名の通り、カードサイズの携帯電話です。その薄く軽く小さいという特徴を実現するため、ディスプレイに「電子ペーパー」を採用した変わり種です。厚さは約5.3mm、重さは47g。バッテリー容量は380mAhで、ついスペック表を二度見したくなるほどの小容量です。



通話はVoLTEに対応し、テザリング機能も対応。さらにブラウザーも搭載しており、Engadgetのサイトも表示できます(モノクロ表示ですが)。ただし、電子ペーパーで書き換え速度が遅いため、スクロールしてもサクサクとは見られません(仕様です)。そもそも通話用以外にスピーカーを装備していないため、動画再生も非対応となっています。

また、「カードケータイ」ということで、期待される「おサイフケータイ」機能ですが、こちらも残念ながら非対応となっています。カード型のSuicaなどと一緒にパスケースに入れて使うのが次善の策でしょうか。



この機種は実に20年ぶりに「ドコモから発売される京セラ製端末」となっています。ほかにも、長時間動かすため「Snapdragon Wear 2100」(ウェアラブル端末向けのチップセット)を搭載していたり、オーディオを再生するスピーカーを載せられなかったため「ブザー」を搭載してピコピコ鳴るようにしていたりと、ガジェット好きが喜びそうな変わった仕様が満載の携帯電話になっています。

冷静に見ればあきらかにニッチにとどまりそうな尖った仕様満載ですが、「スマホの2台目」で着信専用の携帯電話を求めている向きにはしっくりくるかもしれません。

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