コクヨは10月19日、「オフィスチェアー」に関する調査結果を発表した。調査は今年3月に実施し、20代〜60代の会社員・経営者・役員の男女1200人から回答を得た。

「あなたの上司は、あなたの自席のイスよりも良いイスに座っていると思うか」を聞くと、53%が「思う」と答えた。思うと回答した人に「それを不満に思うか」を聞くと、39%が「不満に思う」と回答した。

一般社員の方が座っている時間が長いのに使っている椅子の質は…

また、「あなたの上司は、あなたに比べて、自席のイスに座っている時間が短いと思うか」を聞くと、53%が「短いと思う」と答えた。

デスクワークの時間を調査すると、1年間平均(年間245日として算出)で、経営層は「1081時間53分」、会社員は「1165時間34分」ということがわかった。経営層のほうがデスクワークの時間は短く、会社員の方が経営層より、着座時間が83時間41分も長かった。

経営層と一般の社員ではオフィスチェアーの質に格差があるが、一般社員の方が座っている時間自体は長いようだ。

「あなたが就業中に座っているイスは自分の働き方に合っていると思うか」を聞くと、経営層では「合っている」が3分の2以上だった。一方、会社員は55%と半数以上が「合っていない」と答えた。

ちなみに調査元のコクヨでは、コクヨマーケティングの名古屋オフィスで、デスクワークの多い社員が自分の使いたい椅子を使える制度を導入。社員一人ひとりが異なる椅子を使っているという。