2018年9月23日、とある雄大な写真がツイッターユーザーの注目を集めた。

これは投稿者「ちびオオセンチ」さんが、奈良県奈良市の若草山で撮影したもの。太陽が木と鹿を絶妙に照らして雄大さを醸し出して、確かに日本とは思えない。

「こんなに綺麗に撮れるんですね」

投稿には「こんなに綺麗に撮れるんですね」「奈良にこんな表情があったなんて」といったリプライが寄せられ、大いに拡散されていた。

Jタウンネットがちびオオセンチさんに取材したところ、これは夕暮れの若草山の頂上でスマホのオート撮影で撮影したものだという。この日はきれいな夕焼けが見られたとのことだが、「写真だと赤系統の色の表現が難しく、夕焼けの鮮やかさがあまり表現できていないのが残念でした」と振り返っている。ただ、それがかえって雄大な写真に見せる効果をもたらしたかもしれない。

撮影当時、他にも写真を撮っている人がいたり、くつろぐ人がたくさんいたという。ちびオオセンチさんは「市街地の中にありますが小高く、空を散歩しているかのようなパノラマが広がります」と、ぜひ足を運んでもらいたいと若草山を推してくれた。


まるで海外のように見えるこの写真に触発されたのか、ほかにも「まるで日本に見えない」国内各地の風景の写真を多くの人がツイッターに投稿していた。写真の撮り方ひとつで、日常からこんなエキゾチックな風景を写し出すこともできるというわけだ。


確かに、昼間でも何となくアフリカのように見える若草山（jetsunさん撮影、Wikimedia Commonsより）