菊池雄星は「次なる偉大な日本からの輸入?」米敏腕記者が早くも注目
早くも米メディアで浮上する左腕の名前、関係者「彼は来ますよ」
エンゼルス大谷翔平選手の活躍で注目が集まる日本人選手。早くも来季以降に海を渡るであろう“次なる日本人メジャーリーガー”が話題になっている。米スポーツ専門サイト「ファンラグスポーツ」の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏は「キクチは次なる偉大な日本からの輸入となるか?」と題した記事で、西武・菊池雄星投手を取り上げている。
記事では、菊池について「95マイル(約153キロ)の速球と4種の変化球を操る」投手として紹介。メジャー移籍に関心があることについて触れると同時に、関係者の言葉として「彼は(メジャーに)来ますよ」という証言をリポートしている。
花巻東高では大谷の3年先輩にあたる左腕は、高校時代から将来的なメジャー移籍希望を持っており、西武にもその意向は伝えてある。2011年のプロ入り以来、怪我に泣かされることが多く、2016年に12勝(7敗)を挙げて初めて2桁勝利を記録。ローテーションを守った昨季は、26試合に投げて16勝6敗、防御率1.97という圧巻の成績を残した。今季もここまで2戦2勝。防御率1.80と好スタートを切っている。
大谷はMLB労使協定の規定により契約金などの上限が設けられ、マイナー契約しか結べなかったが、今年27歳を迎える菊池はその制限を受けることはない。記事では「オオタニのようにバーゲンにはならない」と指摘してはいるが、メジャー各球団は菊池獲得に向けて日本へ続々とスカウトを送り込んでいる現状もある。
もし今季終了後に西武が菊池をポスティングすることになれば、争奪戦が展開されることは間違いないだろう。「キクチ」の名前は早くも米メディアを賑わし始めている。(Full-Count編集部)