ネイマールは「今世紀ベスト」 魅惑の背中トラップ&シャペウに喝采「まさにショー」

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リーグ杯レンヌ戦で圧巻のテクニック披露 対峙した相手はファウルでしか止める術なし

 パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールがまたもや魅せた。

 現地時間30日に行われたフランス・リーグカップ準決勝レンヌ戦(3-2)で、ロングフィードを背中でトラップし、片足でボールを浮かせて相手の頭上を抜く“シャペウ”を決める連続技を披露。クラブ公式YouTubeチャンネルや海外メディアが動画付きで紹介すると、ファンから「今世紀ベストプレーヤーからとてつもないスキル」「非現実的」と驚きの声が上がっている。

 大会5連覇を狙うPSGは、前半24分にベルギー代表DFトーマス・ムニエのミドルシュートで先制すると、後半8分にブラジル代表DFマルキーニョス、その5分後にはMFジオバニ・ロ・チェルソが決め、リードを3点に広げた。フランス代表FWキリアン・ムバッペの一発退場で数的不利となり、レンヌに2点を返されたものの、なんとか3-2で逃げ切って決勝進出を果たしている。

 得点こそなかったネイマールだが、3-1で迎えた後半43分、右サイドのマルキーニョスからのロングフィードに対し、敢えて正対せずに背中でトラップ。すかさず反時計回りに反転すると、プレッシャーをかけにきたレンヌのMFバンジャマン・プリジョーを右足インステップでボールを蹴り上げて頭上を通す“シャペウ”を決めて抜き去った。完全に後手に回った相手は、ファウルする以外に手立ては残されていなかった。

ファンから称賛「怪物」「とてつもない」

 PSG公式YouTubeチャンネルは、「バックタッチ&レインボーキック:ネイマールがいくつかのスキルを示した」と題して一部始終を収めた動画を公開。ファンからは「今世紀ベストプレーヤーからとてつもないスキル」「ファンタスティック」「非現実的」と反響を呼んだ。

 また、英衛星放送局「BTスポーツ」が公式ツイッターで「PSGの男はとてつもない」「敵を打ち負かすために信じられないスキルを繰り出した」と綴ると、「ネイマールがNO1」「フェノメノ(怪物)」「まさにショーだな」「天才」と、こちらにも称賛の声が多数寄せられている。

 ネイマールの相手を嘲笑うかのような高難度技は、時に批判の対象となり、このレンヌ戦ではスポーツマンシップに反した行為が物議を醸している。だが、現役トップレベルのテクニックを駆使し、チームの勝利に貢献している点は評価されて然るべきだろう。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images