日比野菜緒、ベキッチに敗れ初の全豪勝利を逃す[全豪オープン]

写真拡大

テニスのグランドスラム「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15〜28日/ハードコート)の2日目、日比野菜緒(日本/LuLuLun)とドナ・ベキッチ(クロアチア)が対戦。日比野はベキッチに5-7、3-6のストレートで敗れた。

昨年「全米オープン」の1回戦を突破した日比野は、試合前のインタビューで「フォアハンドで相手を圧倒できれば勝ちにつながる。昨年グランドスラムで初勝利した喜びは大きかったので、1つでも多く勝ちたい」とコメント。

試合開始直前、ウェアの右胸に複数のスポンサーロゴがあったことで注意を受けるというハプニングはあったものの、試合ではデュースの場面でサーブ&ボレーを放つなど、序盤から強気のプレーと技術力に裏打ちされた幅広い戦略で押していく。

第1セット、というよりも試合全体のハイライトとなったのは第7ゲーム。12回ものデュース、20分にもわたる長いゲームとなり、ベキッチがラケットを叩きつけたり、日比野も自らのミスショットに思わず声をあげるなど双方に焦りの色が出たものの、日比野が持ち前の粘り強さを発揮しキープする。

一方、先にブレークを成功させたのはベキッチ。5-6のまま迎えた第12ゲーム、3回目のデュースで日比野は強烈なスイングボレーを放ってブレークポイントをつかむも、ゲーム奪取は叶わず、5-7で第1セットを逃した。

第2セット、日比野は序盤で1ブレークを許したものの、続くゲームを連続でキープ。しかしながら安定したプレーで揺るぎなかったベキッチには今一歩及ばず、3-6で第2セットを取られ、初戦突破はならなかった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は残念ながら全豪初勝利を逃した日比野菜緒
(Photo by Scott Barbour/Getty Images)