白鵬

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26日の大相撲九州場所・千秋楽で豪栄道を下し、前人未到の40回目の優勝に花を添えて本場所を終えた横綱・白鵬(32)。26日放送、テレビ東京「追跡LIVE! Sports ウォッチャー」では、1年前に苦難に直面していた大横綱を救った人物の話を紹介した。

昨年の秋場所、白鵬は横綱昇進後初めてとなる全休を経験。ケガで四股が踏めないほどの状態にあった。相撲人生の危機と言える状況の中、白鵬に訪れた転機は、杏林予防医学研究所の山田豊文所長との出会いだ。

山田所長は細胞を若返らせる健康学の第一人者で、プロ野球の筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ)やアントニオ猪木など、著名アスリートの栄養指導や体質改善をサポートしてきた人物。その山田所長が白鵬に提案したのが、断食だった。

力士といえば食べるのも仕事と考えられているが、山田所長は「彼らはものすごく老化します」と警鐘を鳴らす。これまで大量の食事をとってきた力士たちだが、内蔵機能が退化するためにケガや病気が起こりやすくなるというのだ。

じつは、食べ物の消化には体内エネルギーの約80%が費やされる。そのため、食べ過ぎると体の負担となり、脳まで不快になってしまうのだ。だが、断食をすることで、体内がリセットされ、腸内環境が整い、免疫力がアップ。ケガや病気をしない体をつくることができる。

山田所長が提唱したのは、マグネシウムを摂取する独自の方法。白鵬は休場中、疲労回復などの効果があるものの現代人に欠けている栄養素マグネシウムを含むドリンクと水だけで3日間を過ごすなどし、血管年齢が25歳に若返ったという。

ことしの五月場所で6場所ぶりの全勝優勝を果たすなど、白鵬は完全復活を遂げた。山田所長によると、白鵬は「こんなに気分がいい(なんて)」と、断食をやって良かったと漏らしたそうだ。復活した白鵬はいつまで現役を続けられるのか。山田所長は本人が東京五輪まで続ける意欲を口にしていると明かし、今の白鵬であれば40歳まで土俵に立つことができると太鼓判を押した。