鉄道の運行制御も生かした日立の「完全自動駐車」技術とは?
日立グループのシステムは、自動駐車に必要な情報を遠隔から送るプログラムを組んだ無人の管制センターと、情報を受発信する機能を搭載した車両で構成する。
駐車場で運転手が車から降り、スマートフォンなどの携帯端末で管制センターに指示を送ると、遠隔地にある管制センターが駐車できる場所を示した地図情報を車に配信し、車の自動走行が始まる。
鉄道向け運行制御技術を応用した車両制御により、先行車がいる場合は衝突しないよう一定の距離を保ちながら駐車場所へ移動。車載カメラで白線枠を確認しながら円滑な自動駐車を実現する。出庫の際も運転手が端末で指示を出せば指定場所に車が自動走行し停車する。
今後は実用化に向け、駐車スペースや障害物の有無を高精度に把握できるカメラなどを使った監視システムの開発を検討する。駐車場への設置を想定し、管制センターと連携させることでより高度な自動バレーパーキングシステムの運用につなげる。
自動バレーパーキングシステムは駐車場での事故防止や利便性向上につながるため完成車メーカーが採用を検討しており、部品メーカーも開発を強化している。日立グループ以外ではアイシン精機が20年に、独ボッシュが18年前半の実用化を目指している。
