24日、NHK「グッと!スポーツ」では、シンクロナイズドスイミング・乾友紀子がゲスト出演。「水を操る」とまで言われる高い技術力の一端を披露したほか、井村雅代コーチの厳しい指導についても語った。

周りの動きを感じて自らの演技を同調させる能力を持つという乾は、「相手(パートナー)がどういう状況なのかっていうのはわかります。水中の中でも」とキッパリ。演技中は同じ方向を向くことが多いため、パートナーやチーム全体の動きを把握することは難しいが、乾は「水の音とか、水の流れとか。水圧(で分かる)」といい、相葉雅紀らを驚かせた。

小学校6年生の頃から指導を受けている井村雅代コーチの話題になると、「誰に対しても全力で本気で教えて下さいます」と前置きしたが、その厳しさについては「代表の指導を受けるようになってから、こんなに厳しかったのかということを知りました。クラブで接する時は時間も限られてて一緒に生活しているわけじゃないので」としみじみ。

また、日本代表の練習では朝の5時半から1日12時間にも及ぶ猛特訓を行うことでも知られている井村コーチについて、VTRで登場した奥野史子氏は、「涙が勝手に出てくる。辛くなると。ゴーグルをしたまま(井村コーチに)泣いてることをバレないように泣いてた」と苦笑い。さらに、「(ゴーグルの中に)だんだん涙が溜まっていって、顔上げてるのに水中」とおどけてみせたが、溜まったストレスを発散するため、水中で叫ぶこともあったという。これを聞いた乾は、水中で叫ぶことはないとするも、「勝手に涙が出てくるのはわかります」と頷いた。