15日、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、「高橋監督が明かす来季の方針」として、11年ぶりのBクラスでシーズンを終えた巨人・高橋由伸監督に、野球解説者で巨人OB・緒方耕一氏が聞き手を務めたインタビューの模様を放送した。

「チーム全体として今の現状、現実を受け止めなくちゃいけないですし、正直、あれ以下のことはないだろうっていうのはあるとは思うんですけど、あの苦しさ、悔しさっていうのは言葉で表しようもないというか。ああいうこともいい材料にしなくちゃいけない」。

こう切り出した高橋監督は、チームの課題とされる世代交代にも言及。今季の序盤は、岡本和真ら若手主体のチーム作りを目指したものの、シーズン終盤には阿部慎之助、村田修一ら30歳以上のベテラン選手がスタメンに復帰している。

「なんとか開幕は年齢層の低いオーダーを組めたと思うんですけど、こちらとしてはチャンスを与えた選手達がなかなかもたなかったというか。大きな課題が沢山あるのかなと思いますね」と苦渋の表情を浮かべると、チームの若返りについては「来年というか、ジャイアンツの一番の大きな課題」と位置付けた。

すると同番組では、戦力外を通告される直前の村田に行っていたインタビューも放送。「(2000本安打は)順調に減らしてきた中で残り135本かな。手の届く位置にあるんで個人の目標としてありますね。でもチームの目標としては優勝しないといけないですし、優勝したいといって巨人に来たので、まずはそっちの目標の方が先」という村田。番組スタッフから「来年もジャイアンツで?」と訊かれると、「そうですね。そこはまだしっかりとした話をしたいなっていう」と語っていた。