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もくじ

ー V6エンジン搭載のR8登場か
ー V8廃止のふたつの理由
ー S4のV6エンジンとの相違点
ー テスト風景 10枚連続写真

V6エンジン搭載のR8登場か

2.9ℓV6ターボ(ガソリン)といえば。ポルシェ・パナメーラやアウディRS4、RS5が載せているもの。RS版の次期Q5にも搭載されると見込まれる。

バンク角90℃のこちらは「KoVoMo(Konzern Vee Otto Motorenの略)」というコードネームにて、ポルシェとアウディのジョイント企業が開発をつづけてきたものである。

あたらしいV6ターボエンジンは、これまでの4.2ℓV8ガソリンエンジン(自然吸気)の後継にあたる。ところでどうして4.2ℓV8エンジンは現行R8に搭載されなかったのだろうか?

V8廃止のふたつの理由

アウディいわく、今日このごろの排気ガス規制をクリアするための改良コストがあまりにも高くなるからとのこと。それだけでなく中国などの税制(排気量で左右される)だと、支払うコストが高くなることも理由に挙げられる。

それだったら2.9ℓV6ターボ(ガソリン)がよいという結論に達したのだろう。ちなみに同エンジン、パナメーラ4Sの場合、440ps/5650rpmと56.0kg-m/1750rpm-5500rpmを生みだす。

R8に載せるならば改良が施される可能性は高く、500ps以上/70.0kg-m以上くらいには達するのではなかろうか。

ところでこのエンジン、じつは現行S4とも共通項があるという。

S4のV6エンジンとの相違点

現行S4が搭載しているのは、3.0ℓV6。これもポルシェとアウディのジョイント企業が手を加えることで2.9ℓ→3.0ℓへ排気量アップを果たした。

2.9ℓと3.0ℓの違いは

・吸気システムの変更
・前者はツインスクロールターボ
・後者はツインターボ

という部分から見て取れる。

ちなみにテスト車両を観察したところ、V6を載せるR8はリアグリルの奥にあるバッフルが、V10に比べてやや小さいものになるもよう。

テスト風景 10枚連続写真