Photo by josemanuelerre(写真はイメージです)

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 元SMAPの草なぎ剛(43)と香取慎吾(40)が、9月17日放送の『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)で、二人の関係性について語りファンが歓喜している。

 今月8日に、稲垣吾郎(43)と共にジャニーズ事務所を退所した二人だが、香取は番組で「この1〜2年よくやってきたよな」とSMAPの独立・解散騒動のなかでも番組を継続してきたことを振り返った。また草なぎは「こんだけ長くやっているとね、奇跡ですよ。私のやっぱりトークが面白いんじゃない? 喋り手がいいんじゃない?」と笑いを誘う一幕を見せた。

 また13日には、稲垣も自身のラジオ番組『編集長 稲垣吾郎』(文化放送)の終盤、10月以降の番組継続について発表した上で「皆さんが聴いて下さるのでしたら番組は終わりませんので、これからも応援していただきたいです」と現在の心境について告白し、ファンを喜ばせた。

 以前から退所組の今後を心配する声が多かっただけに、彼らのこうしたコメントに安心しているファンも多いようだ。その一方で、これから苦戦を強いられることになるとされているのは、むしろジャニーズ事務所のようだ。

■ジャニーズもアイドルだけでは限界?

「最近は男性アイドルグループが多様化してきています。また日本に留まらず韓国のアイドルも参戦する戦国時代です。男性アイドルのジャンルがジャニーズの独壇場ではなくなってきたのは事実でしょうね。今後のタレント戦略についても見直す時にきていると言えるでしょう」(前出・芸能記者)

 そこで、活路を見出しているのがニュースキャスターとして活躍させることなのだという。

 実際、最近ではキャスターとして活躍するジャニーズも増加している。10月からは東山紀之(50)がキャスターをつとめる『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)がスタート。またすでに嵐の櫻井翔(35)やNEWSの小山慶一郎(33)、V6の井ノ原快彦(41)、TOKIOの国分太一(43)らも、各番組“顔”として活躍している。

「バラエティも活路として考えたようですが、ほとんどの番組が笑いのプロである芸人が占めていて、さらにSMAPほどのバランス感覚を持ったタレントがいないのが現状のようです。そんな中で、キャスターというポジションに狙いを定めているとか。キャスターをやる時点で、クリーンなアイドルという体裁も保てますし、報道番組は簡単には終わらないため、安定した継続が見込めるます」(同・記者)

 今後、さらにジャニーズのタレント達がキャスターとして活躍する場は増えてくるかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。