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 歌舞伎役者の市川海老蔵(39)が新たな“別れ”を迎えることとなった。6月22日に妻・小林麻央さん(享年34)をがんで亡くした市川海老蔵。その陰で、麻央さんの闘病生活そして海老蔵と麻央さんの間にもうけられた2児の世話を見続けてきたのが、麻央さんの姉のタレント・小林麻耶(38)だった。

「麻耶は麻央さんの生前から、海老蔵と同じマンションで暮らし、看病のかたわら姪の麗禾ちゃん(6)と甥の勸玄(かんげん)君(4)の面倒を見てきました。幼稚園への送り迎えやピアノの発表会を引率するなど積極的に表に出て、“麻耶ママ”などと称されたことも。歌舞伎界の名跡として妻の存在が不可欠な海老蔵だけに、関係者からは麻耶との再婚を熱望する声も上がっていました」(芸能誌記者)

 海老蔵としても、母を失ったばかりの我が子のそばにいてくれる麻耶の存在は大きかった模様。麻央さんの死後間もなく、東京ディズニーランドに子どもと麻耶とで息抜きに遊びに出かけて話題になったこともあった。だが、父としての覚悟を決めた海老蔵が遂に、麻耶と一定の距離を置く決意を固めたことを『女性セブン』(小学館)が報じた。

■市川海老蔵は酒乱生活との決別も必至

『女性セブン』の記事では、9月5日の麻央さんの納骨が転機に。間もなく、麻耶とその母親は、海老蔵家族が暮らすマンションを去った。9月17日に海老蔵が2児を連れて再びディズニーランドに訪れた際も、麻耶の姿はなかったのだ。

「海老蔵にとって麻耶は子供たちの心の支えとなり、頼れる存在です。また、麻耶も2児との時間は、心のよりどころでもありました。しかし、子供を自らの手で育てる覚悟を決めた海老蔵が、麻耶との共依存関係に終止符を打つことを決めました。麻耶との再婚の可能性もなくなりました」(週刊誌記者)

 母親代わりだった麻耶と距離を置き、シングルファザーとしてのけじめをつけた海老蔵。2020年の東京五輪に合わせて十三代目團十郎の襲名が予定されており、役者としての研鑽は無論のこと、勸玄くんへの歌舞伎指導も求められる。重責をふまえての一大決心。よもや、六本木で暴飲することもなさそうだ。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。