アイワも復活!品質は大手なみで、価格が安い国内メーカーブランド製品のコスパがスゴい

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ソニーやパナソニック、東芝、シャープなど、家電量販店では有名メーカーの製品がズラリと並んでいる。

多くの消費者は、こうしたメジャーメーカー製品は信頼できる、安心だと考えてしまう。

しかし、信頼と安心が得られるのは、なにもメジャーメーカーだけではない。

日本国内には、メジャー家電メーカーからの受託製造やOEM製造などを請け負う国内メーカーがたくさんある。

こうしたメーカーの多くは、独自のブランド製品も販売している。
当然、品質の高さには定評があるだけでなく、メジャーメーカー製品よりも価格が安い。
つまり、コストパフォーマンスの高い製品が多いのだ。

●オリオンが自社ブランド強化で高音質テレビを発売
テレビやAV機器メーカーのオリオン電機は、自社の「ORION」ブランドから、高音質を追求した 液晶テレビの「極音(きわね)」シリーズを、10月から発売することを発表した。

オリオン電気は、国内外の家電メーカーから、設計や製造を受託するメーカーだ。
自社の「ORIONブランド」を展開している。
実は1958年創業の老舗メーカーで、100%自社内で設計から製造までを行っているのだ。

昨年より新体制となり、自社ブランドの強化を行う中登場したのが今回発表した「極音」シリーズだ。

サウンドへのこだわりから、液晶パネル部とスピーカー部を完全分離していることが大きな特徴で、新開発の大型スピーカーユニットを搭載している。


写真は、32V型の「RN-32SH10」。


価格はオープンだが、
32V型の「RN-32SH10」は、4万5000円前後と予想される。
24V型の「RN-24SH10」は3万5000円前後と予想されている。
どちらもコストパフォーマンスが高い。

●低価格のハイレゾイヤフォン・ヘッドフォンを製造販売するサトレックス

ハイレゾ対応のイヤフォン・ヘッドフォンといえば、価格が高いというイメージだ。
しかし高品質なのに安価な製品ラインアップを展開しているのが、「サトレックス」ブランドだ。

「サトレックス」ブランドを持つのは、電子機器メーカーのホシデンだ。
1947年の創業で、大手メーカー向けの電子部品や、OEM用の製品などを製造している。かつては、「ホシデンルンルン」のブランド名で、自社製品を販売していたこともあった。

現在発売中のハイレゾイヤフォンのラインナップのうち、「DH298-A1Bu」は、実売価格が5000円を切る、驚きの低価格。
筐体にアルミニウムを採用する上位モデルの「DH299-A1Si」でも、実売価格は1万円以下だ。


写真の「DH298-A1Bu」は、5000円以下で購入できるハイコスパなハイレゾイヤフォン。


5000円を切るモデルでも、試してみると音質は高く、ネット通販サイトや価格比較サイトのレビュー記事でも高評価が並ぶほど。
「DH299」には、ビックカメラオリジナルで安価なモデルも用意されているので、店頭で見かけたら手に取ってみてほしい。

ハイレゾヘッドフォンのモデルでは、密閉タイプの「DH291-A1R」「DH297-A1DR」などもある。いずれも、高音質で評価が高い製品だが、1万円台で購入できる。


写真は密閉タイプのハイレゾヘッドフォン「DH291-A1R」。


●「アイワ」ブランドが9月から復活
1980年代から90年代にかけて、低価格のラジカセやミニコンポを製造して、当時の若者からも大きな支持を得ていたのが、愛興電気産業が前身の「アイワ」ブランドだ。
後にソニーの子会社となり、2002年にはソニーに吸収合併。
2008年にはブランド終了となっていた。

しかし今年2月に、電子機器の受託製造などを行う十和田オーディオが、アイワブランドを取得し、9月下旬からの新製品発売を予定しているのだ。

液晶テレビ、レコードプレーヤー、Bluetoothスピーカーなどのラインアップが並ぶ中、注目はCDラジオ/CDラジカセだ。

今どきの機能として、Bluetoothレシーバー、USBメモリーやSDカードへのMP3録音などを搭載するCDラジオは、9800円前後。Bluetooth非対応のシンプルなCDラジカセは5980円前後などのラインアップがある。

家電量販店などでは、大手メーカー製品だけに目がいき、そのほかの製品は見落としがちだ。

しかし、国内ブランドのメーカー製品には、大手メーカー製品の製造を手がけていて性能に定評のあるメーカーも多くある。

そして、これらので製品は、高品質な製品で安価に購入できる、という掘り出しモノが多いのだ。