カーナビと線状降水帯の深い関係
GPSとETCの違いが分からない私がいうのもなんですが、きょうはGPS気象学を取り上げます。
余談ですが、アンチETC派だった浅田次郎氏がETCを愛車につけるまでの悲喜こもごもを綴ったエッセイは爆笑ものです。最新刊「竜宮城と七夕さま」をどうぞ。
さて、7日は西日本にひときわ輝く発達した雲が見えます。今朝は福岡県の耳納山で1時間に70ミリを超える非常に激しい雨が降りました。発達した雨雲の多くは海上で発生します。とくに九州北部はその傾向が強い場所です。
そこで、気象庁は来年度、GPSを使った海上での水蒸気の把握を本格化することを決めました。カーナビに利用されるGPSですが、大気中に水蒸気が多いと電波が遅延し、誤差の原因となるやっかいものでした。そこを逆手にとって、水蒸気の分布を知ろうとする方法です。
水蒸気の多少は雨雲の発達に直接影響します。線状降水帯の予測が向上することでしょう。
(気象予報士・片山 由紀子)
