西武辻監督が不正投球判定に怒り収まらず「他の試合で取ってんのかって」
2戦連続で二段モーション宣告の菊池、3回7失点でKO降板
西武の辻発彦監督は、怒りが収まらなかった。1-10での大敗した24日の西武戦(ヤフオクD)の試合後。この日の先発・菊池雄星投手が初球で、いきなり二段モーションによる反則投球を宣告されたことについて、語気を強めた。
「いきなり取られたね。ここから大事(おおごと)やで。他の試合で取ってんのかって、二段モーションを。こっちは努力するし、前より絶対小さくしている。それでもダメだったら、みんな取られる。そのほうが問題」
17日楽天戦(メットライフ)の2回1死で、2球連続で同様の反則投球を取られていた菊池。この登板間で修正を施したが、またも反則投球と取られた。
2球目からクイックでの投球を強いられた左腕は初回に3失点、2回に4失点し、3回7失点でKOされた。プロ入りから、対ソフトバンク戦の未勝利は17試合、対戦成績は0勝12敗となった。
だが、指揮官は反則投球の話に終始。「そんなんいっぱいいるじゃん。誠の方がよっぽど止まっているよ。それが本当の不正投球でしょ。一連の動作じゃないわけでしょ」と、この日、自軍の4番手で投げた誠の投球フォームまで引き合いに出し、異議を唱えていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)