蚊を手で潰すときは上下から挟むのがベスト

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夏になると活発に活動して人々をなやませる、蚊。刺されると痒いだけでなく、病気を運んでくる媒介者となってしまう厄介な生物です。そこで今回は夏に知っておきたい蚊の撃退方法を紹介します。

蚊にたくさん刺される原因は足裏にあった!?

■蚊を退治するときの“コツ”とは?

蚊を退治するときに拍手のように左右から手で叩いて潰す人も多いと思いますが、どうやらこれは間違いのようです。7月31日に放送された「グッド! モーニング」(テレビ朝日系)で、蚊の効率的な撃退方法が取り上げられました。

番組によると蚊の“弱点”は、横への動きが鈍いということです。そのため蚊を叩くときは左右からではなく、上下で挟むのが正解。

番組で紹介された方法のほかにも、みなさん様々な撃退法を実践しているようで「蚊は扇風機で吹き飛ぶから首振りモードで回しておくと刺されにくくなるよ!」「テレビの明かりでおびき寄せて退治してるな。部屋を薄暗くするのがポイント」といった声が寄せられました。

■蚊を撃退してくれるお役立ちグッズ

番組では蚊を撃退するグッズや正しい使い方も紹介されました。まずは定番の蚊取り線香ですが、蚊を撃退してくれる有効成分が煙にのって下から上に広がっていくため低い位置に設置すると効果的。これは液体タイプの蚊とり器も同様で、机やタンスの上に置くのはNGです。

また、最近では蚊取り機能がついた空気清浄機“蚊取空清”が人気に。このハイテク家電は空気を綺麗にしてくれるだけでなく、蚊の習性を利用することで“薬剤”を使わずに退治してくれます。まず蚊が好んで寄ってくる「黒いボディ」と「UVライト」で誘引。そして、蚊が隠れるのにうってつけなサイズの“小窓”を配置し、そこにやって来た蚊を吸い込んでしまいます。

電撃で蚊を撃退するサンコーの「蚊取りスティック」というアイテムも登場。こちらはスティックの先についているファンが蚊を吸い込んでくれる優れもの。さらに内部の金属ネットに蚊が触れると電気が流れて退治してくれます。2,480円(税込)と安価なのも嬉しいポイント。

■蚊を寄せ付けないための予防策

そもそもなぜ蚊は寄ってくるのでしょうか。番組ではその原因の1つに「常在菌」を取り上げていました。この常在菌は全身に生息している特に害のない菌なのですが、蚊はこの匂いを頼りにやってくるそうです。

この常在菌が特に多いのは足の裏。そのためお風呂などで足の裏を入念に洗い、菌を減らすことで蚊に襲われにくくなります。

常在菌が蚊をおびき寄せることは、2016年に放送された「ためしてガッテン」(NHK系)でも紹介され話題に。この時は被験者の足の裏をアルコールで消毒して、蚊が多い裏山で本当に蚊に刺されにくくなるのか実験が行われました。

すると消毒前は81カ所も刺されていたのに対し、消毒後は刺された数が3分の1に減少。確かに効果があるようで、視聴者からも「足裏をアルコールで拭く方法本当にすごい!」「たったこれだけで大分変わるもんだなぁ…」と驚きの声が。

「自分って蚊に好かれやすい性質なのかも…」と悩んでいる人は、ぜひお試しあれ!