新鮮な刺身食べ放題! 「たいこ茶屋」のランチバイキングで幸せになってきた
見放題、聴き放題サービスがどんどん増えてきた世の中。だけど、「放題」の本家はやっぱり「食べ放題」だ! しかも、最近はランチに食べ放題っていうのが流行りらしい。しっかり流行り好きでミーハーな筆者が見つけたのが、日本橋馬喰町にある居酒屋「たいこ茶屋」(東京都中央区)。同店が実施する、お刺身食べ放題のランチバイキングをガッツリ味わってきた。
○大行列のランチバイキングはなぜ始まった?
店舗は、都営線「浅草橋駅」「馬喰町駅」「馬喰横山駅」から徒歩数分。靖国通り沿いにある「セントピアビル」の地下1階にある。ランチバイキングは、10時から整理券を配布。開店前に伺うと、既に整理券をもらいにくる人がちらほらいる。圧倒的に女性が多い。カップルの姿や外国人の方の姿もあった。
かなりの人気ぶりで、開店時間の11時30分には交差点を曲がった方まで行列ができているそうだ。刺身をたらふく食べられる機会って、あまりないからうなずける。しかも値段は大人税込1,300円、4歳〜9歳が税込650円(3歳以下は無料)という安さ。そんな安さでお店はやっていけるのかな? なんて余計な心配をしつつ、お店の方へ。代表取締役の井上多恵子さんに話を聞いてみた。どうして刺身食べ放題ランチバイキングを始めたんですか?
「『たいこ茶屋』は、もともとホテルの料理長だった父の嵯峨完(さがみつる)が、34年前に独立して立ち上げたお店なんです。ランチバイキングは、22年前にまぐろが米よりも安い時期があって、『まぐろが安いんだったら食べ放題で提供しよう』ということで始めたんです」とのこと。
なるほど。"安いから儲かる"じゃなくて、"安いからたくさん提供する"と言うのか。なんという男気だろう。ちなみに嵯峨さんは、JR「浅草橋駅」前で通勤通学客に向かって「ガッツ! ガッツ!」と語りかける「ガッツおじさん」として、この地域では知らない人はいないほど有名。
さらに仙台出身ということもあり、東日本大震災以降は、被災地に訪問してまぐろ解体ショーを行うなど、震災復興に尽力している。そんな「日本を元気にしたい!」という熱い想いが、たいこ茶屋のランチバイキングにも息づいているようだ。
○マグロやサーモン、明太子、海鮮丼も食べ放題!!
さて、11時30分の開店時間になると店の外は大行列! 外で待っていた人が一斉に入ってきて、いよいよランチバイキングの火ぶたが切って落とされた。店内は一気にトレーとトングを持った男女で入り乱れ、カオスな雰囲気に。うおぉ〜! こちらもなんだか闘志がみなぎってきた! だって、見てこのまぐろの山! これ全部食べてもいいんだから、アッパーな気分になろうというものだ。
とはいえ、ほかの刺身もたくさんあるので、焦らずに少しずつ取っていくことをオススメしたい。まぐろにサーモン、特製醤油漬け、〆鯖、そしてネギトロは長芋入り! 日本を元気にしたいという大将の意思がメニューにも反映されているみたいだ。
また、明太子やしらす、ベビーホタテと、どれもピカピカに光ってみえるくらいに新鮮で、すごくおいしそう。よし、まずはバラエティ刺身プレートがここに完成だ。
さらに、ご飯を盛ってまぐろ、サーモン、ネギトロ、卵を乗せて海鮮丼を作ってみた。刺身だけではなく、グラタン、生春巻き、ひじき等、日替わりのおかずがあるのも嬉しい。
それでは早速いただきます! うん、これはうまいまぐろの赤身だ。まったりとしたうま味がしっかり出ていて、さっき切られていた新鮮なまぐろを食べているという実感がある。これきっと、スーパーで買ったら結構な値段がするやつだろう。それくらいおいしいまぐろを惜しげもなく、山盛りで提供してくれているたいこ茶屋に感謝したい。
一方のサーモンは、ほろほろとほどける柔らかさ。〆鯖のキリリと締まった身もたまらない。そして、海鮮丼に卵を乗せてきたのは大正解。ご飯と刺身を混ぜ合わせ、わしわしと食べ進めていけば、思わず「日本に生まれてよかった〜!」と叫んでしまいそうなくらいの幸福感がある。ちょっとずつ乗せた明太子としらすも鮮烈な味わいで、これだけでもメイン級だ。
シメには、デザートのフルーツポンチを。はあ〜、甘くて優しい味。低価格のバイキングだからってまったく手を抜かない、このクオリティに感服、そして満腹。常連さんもかなり多いというこのランチバイキング。「今度はあの刺身をもっと食べたい!」「次はネギトロ丼にしてみよう」という風に、お腹がいっぱいになっても、次に来たときのことを考えちゃうんだから常連さんが増えるのもよくわかる。
この食べ放題について、井上さんは「毎朝、築地に行って新鮮なお刺身を仕入れ、たくさんの方にいろいろな種類のお魚を食べてもらいたいという気持ちで提供しています。今後もランチバイキングはずっと続けていきますので、おいしいお刺身を食べてみなさんに元気になって欲しいですね」と話す。本当に食べて元気になりました! ごちそうさまです。
平日だけでなく、土日祝日も「食べ放題ランチバイキング」は実施されており、夜には毎日「マグロ解体ショー」やじゃんけん大会も行われているという。昼も夜も楽しめる「たいこ茶屋」に、読者のみなさんもぜひ足を運んでみてほしい。
●information
たいこ茶屋
住所: 東京都中央区日本橋馬喰町2-3-2 セントピアビル 地下1階
営業時間: 11時30分〜14時(ランチ)、17時〜23時
定休日: 不定休
○大行列のランチバイキングはなぜ始まった?
かなりの人気ぶりで、開店時間の11時30分には交差点を曲がった方まで行列ができているそうだ。刺身をたらふく食べられる機会って、あまりないからうなずける。しかも値段は大人税込1,300円、4歳〜9歳が税込650円(3歳以下は無料)という安さ。そんな安さでお店はやっていけるのかな? なんて余計な心配をしつつ、お店の方へ。代表取締役の井上多恵子さんに話を聞いてみた。どうして刺身食べ放題ランチバイキングを始めたんですか?
「『たいこ茶屋』は、もともとホテルの料理長だった父の嵯峨完(さがみつる)が、34年前に独立して立ち上げたお店なんです。ランチバイキングは、22年前にまぐろが米よりも安い時期があって、『まぐろが安いんだったら食べ放題で提供しよう』ということで始めたんです」とのこと。
なるほど。"安いから儲かる"じゃなくて、"安いからたくさん提供する"と言うのか。なんという男気だろう。ちなみに嵯峨さんは、JR「浅草橋駅」前で通勤通学客に向かって「ガッツ! ガッツ!」と語りかける「ガッツおじさん」として、この地域では知らない人はいないほど有名。
さらに仙台出身ということもあり、東日本大震災以降は、被災地に訪問してまぐろ解体ショーを行うなど、震災復興に尽力している。そんな「日本を元気にしたい!」という熱い想いが、たいこ茶屋のランチバイキングにも息づいているようだ。
○マグロやサーモン、明太子、海鮮丼も食べ放題!!
さて、11時30分の開店時間になると店の外は大行列! 外で待っていた人が一斉に入ってきて、いよいよランチバイキングの火ぶたが切って落とされた。店内は一気にトレーとトングを持った男女で入り乱れ、カオスな雰囲気に。うおぉ〜! こちらもなんだか闘志がみなぎってきた! だって、見てこのまぐろの山! これ全部食べてもいいんだから、アッパーな気分になろうというものだ。
とはいえ、ほかの刺身もたくさんあるので、焦らずに少しずつ取っていくことをオススメしたい。まぐろにサーモン、特製醤油漬け、〆鯖、そしてネギトロは長芋入り! 日本を元気にしたいという大将の意思がメニューにも反映されているみたいだ。
また、明太子やしらす、ベビーホタテと、どれもピカピカに光ってみえるくらいに新鮮で、すごくおいしそう。よし、まずはバラエティ刺身プレートがここに完成だ。
さらに、ご飯を盛ってまぐろ、サーモン、ネギトロ、卵を乗せて海鮮丼を作ってみた。刺身だけではなく、グラタン、生春巻き、ひじき等、日替わりのおかずがあるのも嬉しい。
それでは早速いただきます! うん、これはうまいまぐろの赤身だ。まったりとしたうま味がしっかり出ていて、さっき切られていた新鮮なまぐろを食べているという実感がある。これきっと、スーパーで買ったら結構な値段がするやつだろう。それくらいおいしいまぐろを惜しげもなく、山盛りで提供してくれているたいこ茶屋に感謝したい。
一方のサーモンは、ほろほろとほどける柔らかさ。〆鯖のキリリと締まった身もたまらない。そして、海鮮丼に卵を乗せてきたのは大正解。ご飯と刺身を混ぜ合わせ、わしわしと食べ進めていけば、思わず「日本に生まれてよかった〜!」と叫んでしまいそうなくらいの幸福感がある。ちょっとずつ乗せた明太子としらすも鮮烈な味わいで、これだけでもメイン級だ。
シメには、デザートのフルーツポンチを。はあ〜、甘くて優しい味。低価格のバイキングだからってまったく手を抜かない、このクオリティに感服、そして満腹。常連さんもかなり多いというこのランチバイキング。「今度はあの刺身をもっと食べたい!」「次はネギトロ丼にしてみよう」という風に、お腹がいっぱいになっても、次に来たときのことを考えちゃうんだから常連さんが増えるのもよくわかる。
この食べ放題について、井上さんは「毎朝、築地に行って新鮮なお刺身を仕入れ、たくさんの方にいろいろな種類のお魚を食べてもらいたいという気持ちで提供しています。今後もランチバイキングはずっと続けていきますので、おいしいお刺身を食べてみなさんに元気になって欲しいですね」と話す。本当に食べて元気になりました! ごちそうさまです。
平日だけでなく、土日祝日も「食べ放題ランチバイキング」は実施されており、夜には毎日「マグロ解体ショー」やじゃんけん大会も行われているという。昼も夜も楽しめる「たいこ茶屋」に、読者のみなさんもぜひ足を運んでみてほしい。
●information
たいこ茶屋
住所: 東京都中央区日本橋馬喰町2-3-2 セントピアビル 地下1階
営業時間: 11時30分〜14時(ランチ)、17時〜23時
定休日: 不定休