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6月26日〜7月2日までの1週間に発表された、PC関連の注目ニュースをダイジェストでお届けする。

先週は米国時間29日、macOSの次期メジャーアップデート「macOS High Sierra」のパブリックベータ版を提供開始した。リリースは今秋の予定。パブリックベータ版は、Apple Beta Software Programを通じて提供され、プログラムの規約に同意することで誰でも参加登録可能。

macOS High Sierraでは、標準ファイルシステムがApple File System (APFS)に変わるほか、動画圧縮規格「HEVC (H.265)」をサポートし、グラフィックスAPIが「Metal 2」となるなど、Macプラットフォームが強化される。「Safari」「写真」「メール」といった主要アプリケーションの改善・強化も特徴だ。

また、先週はPetyaランサムウェアの新種が世界中で猛威を奮っているとして、セキュリティベンダ各社らが注意を喚起。Petyaは、2016年に出現した暗号化型ランサムウェア。感染先ファイルの暗号化に加え、ディスクのマスターブートレコード(MBR)を上書きする。

今回流行しているPetyaの新種は、セキュリティベンダ関係者によると「従来とは別物」。GoldenEyeとも呼ばれるこの新種はヨーロッパを中心に政府機関や電力会社などで被害が発生しているという。5月に流行したWannaCryと同様、マイクロソフトのWindows SMBサーバ用更新プログラム、MS17-010の脆弱性(Eternal Blue)を悪用して拡散しているため、同脆弱性のセキュリティパッチを適用し、Windowsの最新版を使うことがひとつの対策となる。