道の駅・東由利の「鳥のすき焼き定食」（画像提供：東北みち会議）

「秋田県由利本荘市にある道の駅・東由利では、鳥のすき焼き定食がおすすめです。地元産の鳥肉、野菜、卵をたっぷり使ったすき焼きと、新鮮なサラダ、味噌汁付きで、通常760円（以下、税込）のところが540円です」。

東北6県の道の駅へ持っていくと、割引サービスを受けられるガイドブック「東北『道の駅』グルメめぐり」が話題となっている。発行元である「東北みち会議」に、Jタウンネット編集部が電話で聞いてみたところ......、冒頭の答えが返ってきた。

新鮮な魚介類の「日替わり丼」864円が500円に

電話で答えてくれたのは、仙台市にある「東北みち会議」の担当者・Sさんだ。

「東北みち会議」は、東北を代表する幹線街道だった奥州街道や、それにつながる脇街道、宿場、道路などをキーワードに、地域づくりに貢献する特定非営利活動法人（NPO法人）だ。2010年からは、東北「道の駅」連絡会の事務局を務めている。


あ・ら・伊達な道の駅「あ・ら・伊達なバイキング」（画像提供：東北みち会議）

「東北『道の駅』グルメめぐり」のおすすめを、もう一つ聞いてみた。

「宮城県大崎市に、あ・ら・伊達な道の駅というところがあります。ここには季節ごとに変わるバイキングがあり、とくにカレーが人気で、数種類全てがおかわり自由です。通常1000円が、なんと500円です」と、Sさん。バイキングが半額とは、「おトクでしょう？」と言われると、「なるほど」とうなずくしかない。

「もっとありませんか」とおねだりしてみた。


道の駅・ふかうら「日替わり丼」（画像提供：東北みち会議）

「ガイドブックにはまだまだたくさん紹介してますけど......」と言いながら、Sさんはもう一つ教えてくれた。

「青森県の深浦町にある道の駅・ふかうらでは、日本海で獲れた新鮮な魚介類をたっぷりのせた日替わり丼が提供されています。その日水揚げされた魚を使用するため、日替わりになるそうです。この丼は通常、864円ですが、500円で提供されます」。

「しかも4回もしくは4名まで利用可能なので、たとえば家族4人で利用すると、1回でモトがとれますよね」とSさん。ガイドブックの定価は1080円なので、場合によっては充分モトがとれそうだ。掲載されている道の駅は59カ所もあるので、ドライブ旅行のついでに利用すれば、かなりおトクかもしれない。今年の11月30日まで利用できる。

Sさんはさらに付け加えた。


道の駅・くじ　竹屋製菓・土の館店「黒豆ケーキ」（画像提供：東北みち会議）

「飲食店だけでなく、土産物店でも利用できます。たとえば岩手県久慈市にある道の駅・くじでは、竹屋製菓・土の館店の黒豆ケーキがおすすめです。県産黒豆と南部小麦、地元の鶏卵を使用した風味豊かなパウンドケーキです。810円のところ、540円で提供されます」。「おトクでしょう？」というSさんの説得力ある言葉に、またうなずくしかない。

ドライブ旅行の途中で、食事の場所や休息する場所に迷うこともあるだろう。そんなとき、とにかく道の駅に行けばなんとかなる。道の駅は、ある意味オアシスのような存在だ。トイレもある。冷たい飲み物も補給できる。しかも美味しい料理やお土産物の割引サービスがあれば、なおさらだ。

「東北『道の駅』グルメめぐり」は連休前にぜひチェックしておきたい。東北6県のローソン・一部の書店・参加道の駅で販売されている。詳しくは、「東北みち会議」の告知ページで確認できる。


「東北『道の駅』グルメめぐり」表紙（画像提供：東北みち会議）