こんにちは!美味しいもの食べてますか?テリヤキアンバサダーのムッシュです。今回は、JR浜松町駅北口から徒歩7分。湯島から芝公園に移転したという事で早速伺って参りました。移転してからは、初訪問です。湯島の風情も良かったけど、黒木さんが求めている事があったんだろうと思います。皆様、ご存知。京味出身。和食のアイアンシェフ。黒木純氏のお店である。心が躍ります。目の前に神社、後ろには増上寺。最高の立地です。

格子戸を開けると、坪庭です。

表札も無いけど、ここだろうなと思い格子戸を開けるとなんと、坪庭があるではないですか。京都の俵屋旅館さんを思い出してしまいました。
日本の美意識は素晴らしい。内装も素晴らしく、何でも京都の職人さんに来て造ってもらったそうです。2階にL字のカウンター席10席 外の桜が見えて良い雰囲気。3階に個室で6席、坪庭もあり外人さんも好きそう。湯島の時よりこじんまり致しました。より良い状況でお客様に料理を提供したかったそうです。お神酒でお祝いしスタートです。1品蒸し寿司のウニのせ。白、赤ウニで甘くて美味しいです。シャリも丁度良い。

今が旬。蛍烏賊の沖漬け

2品蛍烏賊の沖漬け。自家製の沖漬けなので、ほとんど生です。骨、目、口ばしも取ってあるので美味しく頂きました。3品 ふきのとう豆腐。ふきのとうを練りこんだお豆腐で香りが堪りません。春ですね。熱い石の上に乗せられて提供されます。温かい物は温かくですね。流石、黒木さん。4品天麩羅とうすい豆の翡翠煮。3品目の時に、ふきのとうの天麩羅も旨いんだよねぇって言ってたら、本当はたらの芽だけだったのにふきのとうも天麩羅で提供頂きました。こうゆう気配りが嬉しいんだよね。
和歌山産うすい豆の翡翠煮。素材の旨みが引き出されていて美味しい一品。

八寸

5品煮アワビ。醬油を使わないで白煮仕立て。肝が添えられているので、素材の味を大切にしたかったんだろうと思います。どうやったらこんなに柔らかく仕上げれるんだろうと関心しきり。6品桜餅のお椀。サクラダイの上に関西風の桜餅。ウルイ、ユリ根、八重桜の塩漬けも散りばめられて。上品なとても春らしい美味しいお椀でした。7品八寸です。木箱の上に炙ったバチコ。箱を開けるとこんな風に現れます。見た目も綺麗でどれから食べようか? 迷いますね〜。バチコ、カラスミの炙り、稚鮎の南蛮漬け、焼きたけのこ、菜の花、ローストビーフ、黄身鮨。どれも、美味しくって幸せです。

お造り

8品お造り。和歌山県那智勝浦本鮪、つぶ貝のお刺身です。大根も飾り切りされていてキレイですね。中央のワラビから頂きます。こうゆう懐かしい味が良くなるお年頃です。9品煮物。揚げた筍、鯛の子、蕗、ゼンマイ、山椒の木の芽。揚げた筍は美味しいんですね。当然、鯛の子も美味しいのですが蕗とゼンマイが私にとって最高のご馳走でした。昔、田舎にいた頃に春になるとゼンマイを取りに行かされた事を思い出しました。

和菓子

10品〆のご飯。白米、玉子焼き、焼き鮭、鯛茶漬け、漬物、味噌汁。いつもは、炊き込みご飯なのですがランチタイムでしたので、白米での提供だそうです。お蔭様で初めてくろぎの鯛茶漬けを食べる事が出来ました。お米も北海道産おぼろ月の古米を使っているそうです。お茶漬け用には古米位が合うんでしょうね。玉子焼きも作りたてでフワッフワッです。11品和菓子。湯島ではくずきりだったのですが和菓子です。そういえば、東京大学キャンパス内に厨菓子くろぎもあるんだったと思い出しました。上品なお味の和菓子と食後酒のデザートワインを頂きました。満足度が非常に高く、幸せな一時で御座いました。

〆に、湯島から芝公園に移転。前の風情も良かったのですが、立地の良さにはビックリです。接待用にも最高です。4階にも厨房があり1品1品多くの人の手で作られているのだと感服。進化し続けるくろぎに注目です。