次期 Pixelも iPhoneも曲面有機EL採用?Google がLGディスプレイに約975億円の投資 (韓国ETNews報道)

写真拡大

年内に発売予定とみられるGoogleの次期スマートフォン、Pixel 2にはLGの有機EL(OLED)ディスプレイが採用されるかもしれません。

次期Pixelは年内発表とGoogleの担当者が語る。一方で廉価版のうわさは否定


韓国の ETNews は複数の業界関係者からの情報として、GoogleがLGのディスプレイ部門に対し、1兆ウォン(約975億円)の投資を打診したと報じています。LG側はこの提案を慎重に検討しているとのことです。

Google が自社開発する最新スマートフォン Pixel / Pixel XLは米国のほか、カナダ、英国、ドイツ、オーストラリアで発売済みですが、いずれの市場でも慢性的な品薄が続いています。この原因の一つとして挙げられるのが、採用するOLEDディスプレイの供給不足です。

現在、スマートフォン向けのOLEDディスプレイを安定供給できるのはSamsungディスプレイ(SDC)のみ。LGディスプレイ(LGD)が徐々に供給量を増やしていますが、シャープやジャパンディスプレイなど他のメーカーはまだまだこれからという段階で、OLEDは慢性的に品不足となっています。

GoogleはLGディスプレイに投資することで、自社端末へのOLEDディスプレイの安定供給を確保するのが狙いだとETNewsは伝えています。

Galaxy S8の曲面かつベゼルレスなディスプレイはスマートフォンの未来を感じさせてくれるものでしたが、iPhone 8も同様に、ベゼルレスな曲面OLEDディスプレイになると予想されています。2月にはAppleがOLEDディスプレイを7000万枚規模でSamsungディスプレイに発注したと報じられていました。

今回の多額投資についての報道は Googleからの正式発表ではなく、また 次期Pixelが本当に曲面OLEDディスプレイを採用するのかも定かではありません。しかし次世代フラッグシップではOLEDディスプレイが主流になりつつあり、いかに安定した供給を得られるかが成功のカギとなってきているようです。