ミランGKジャンルイジ・ドンナルンマが25日、18歳の誕生日を迎えた。イタリアでは18歳から成人。2015年にわずか16歳8カ月でセリエAデビューを飾り、「怪物高校生」として世界に知られるGKとなった彼も、ついにオトナとなったのだ。

そんなドンナルンマにクラブはサプライズを用意した。アドリアーノ・ガッリアーニCEOやヴィンチェンツォ・モンテッラ監督、ユース時代からの仲間であるマヌエル・ロカテッリ、ダヴィデ・カラブリアといったクラブやチームのメンバーらに加え、両親や姉夫婦、兄といった親族など、ドンナルンマにとって特別な人たちからのお祝いメッセージのビデオを見せたのである。

パティシエの義兄からは、ミランの本拠地サン・シーロを土台に、イタリアの三色旗やミランのロゴ、ドンナルンマの人形や「18」といった文字が積み重なる豪華ケーキが紹介された。両親のメッセージに続き、姉夫婦からの“傑作”と愛情あふれるメッセージを目にし、ドンナルンマは思わず目頭を押さえる。

最後にクラブからバースデーケーキを受け取ったドンナルンマは、ろうそくの火を吹き消すと、照れくさそうに笑顔を浮かべた。

若さに似合わず、物怖じしない堂々とした立ち振る舞いで「怪物」と言われる守護神も、ピッチを離れればまだ18歳の青年。若き日に故郷を離れ、厳しいプロの世界で日々しのぎを削っている彼だけに、愛する人たちからの誕生日祝いに特別な思いを感じたのだろう。