【コラム】新天地ヘントで貪欲にゴールを狙う久保裕也「活躍しないと日本の人は気づかない」
「ボールが回るようになったし、自分も結構受けられるようになった。前の試合よりだいぶ手ごたえを感じました。1週間でこれだけ変われるってことは、まだまだこれから可能性があるってこと」と久保本人も前向きにコメントしていた。
とはいえ、彼自身が強く渇望している得点に直結するシーンが少なかったのも事実。試合はスタンダールが前半のうちに1点を先制し、ヘントが後半頭にセルビア代表DFステファン・ミトロヴィッチのゴールで追いついて1−1のドローに終わったが、久保の決定機は皆無に近かった。そのパフォーマンスを見て、彼に大きな期待を寄せるハイン・ファンハーズブルック監督も84分にELトッテナム戦の得点者であるフランス人FWジェレミー・ペルベとの交代を決断したのだろう。
「やっぱり最後に崩すところが一番大事。自分でどうやって突破していくかだと思います。今日やっていても一対一で相手を抜き切れなかったり、背負った時にボールを失わずに前を向く強さが足りないと感じました。自分のシュート数も少なかったし、チーム全体としても多くなかった。攻撃のところが自分とチームの課題かなと思います」と久保は悔しさをにじませた。
新天地で直面している壁を超えるためにも、まずはベルギーのサッカースタイルをよく理解し、迅速に適応していくことが求められる。すでにスイスで3年半を過ごし、海外経験豊富な彼はその重要性をよく分かっているに違いない。
「ベルギーはスイス以上に一対一でやっていこうという意識がみんなから感じられるので、個人で仕掛ける力を高めないといけない。スピード感も違いますし、こっちの方がアップダウンがすごく多いので、そこに適応していくことも重要だと思います。
監督も僕をチームにフィットさせようと取り組んでくれていますけど、ヘントに移籍してくる前から『パワーの部分は課題だ』と指摘されています。具体的に言うと、後ろに相手を背負った時の力強さやタテへ向かっていくパワー。それが足りないのは事実ですので、そこをレベルアップしていけば、自分自身が大きく変われるんじゃないかと思うし、もっともっと強くなれる。そういうリーグだと感じてます。

