日本テレビ『東京タラレバ娘』公式ホームページより

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 女優の吉高由里子(28)と関ジャニ∞の大倉忠義(31)の破局を、一部メディアが報じている。二人は昨年の3月から交際がスタートしたと言われ、7月には“通い愛”が伝えられていた。また、10月にはバリ島へ旅行する様子が報じられており、結婚へ向けて順調な交際が続いていると思われていた。破局の理由は、大倉忠義サイドにあると言われており、事務所の反対を受けて結婚を断念したと報じられている。

 しかし、吉高の方は落ち込んでいる様子はないという。報道によれば、先月下旬に都内の居酒屋にて男性とツーショットでお酒を飲んでいたという目撃情報があり、新たな恋に向かって歩き出しているようだ。

 吉高は現在ドラマ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)で、久しぶりに連続ドラマの主演をつとめている。30歳独身の売れない脚本家を演じる吉高は、榮倉奈々(28)・大島優子(28)演じる同年代の独身女性の親友たちと共に、アラサー女子たちの結婚できない現実にリアルに向かい合う様子が、視聴者から共感を得ている。ネットでも「グサグサ突き刺さる」「現実すぎる」といった声が上がっており、アラサー女子たちの心を掴んでいるようだ。視聴率も好評のようで、初回視聴率は13.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)を記録。今期のドラマの中でも、人気ドラマの一つとして注目されている。

「同時間帯のドラマ枠は、前クールに『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』、その前は『家売るオンナ』と人気を博したドラマを連発しています。この枠の視聴者ターゲットであるアラサー女性たちから、しっかりとした支持を受けている。また主演に30歳前後の人気女優を据えていることも、評判の良い理由の一つでしょうね」(芸能関係者)

 居酒屋で日々「きれいになったら」「出会いがあれば」といった“タラレバ”話を展開するドラマの内容や役柄とは裏腹に、吉高自身は恋も仕事も邁進中のようだ。

■『タラレバ』ヒットを阻む二つの要因

 しかし好調な滑り出しをみせている『東京タラレバ娘』だが、1月25日放送分の第2話の視聴率は11.5%と微減となっている。そこに目をつけたある記者は、同じく“恋愛”をテーマに人気を博したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)と比較し、今後安定した視聴率がキープできるかは不安だと指摘している。

「この二つはどちらも結婚をキーとしたドラマになっています。『逃げ恥』では“個人としての幸せな生き方”に重きを置いたことが、ヒット要因の一つです。その一方で『タラレバ』は、“結婚することだけが女の幸せ”という部分に重点が置かれています。そのため、一方的な結婚観の押しつけがましさなどがあり、『逃げ恥』と比べると微妙な内容に感じてしまう視聴者が今後出てくる可能性はある」(芸能記者)

 また、一部では大島優子が主要キャストとなるドラマは、相次いでコケるというセオリーが業界内で囁かれているようで、今回吉高・榮倉という主演級女優を持ってしても、このジンクスは崩れないのではないかとも言われている。

 初回こそ好評を得た『東京タラレバ娘』はたしてこのまま視聴者達の心を掴んだまま、最終回を迎えることができるのだろうか。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。