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 木村拓哉(44)主演のドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)の視聴率が、第2話は14.7%(ビデオリサーチ調べ・関西地区)であることが発表され、前回の第1話に比べ、0.5%の微増となった。一部メディアでは好調とも報じられているが、決して大ヒットとも言えない状況だ。

 さらに一部では、10月からスタートする“月9ドラマ”の主演も、木村が務めるのではという噂も持ち上がっている。春には映画『無限の住人』の公開が控えているなど、まさに「ジャニーズ俳優」としてのキャリアを重ねる木村であるが、その一方で元メンバー達も新たな動きを見せているようだ。

 一部メディアでは、木村以外の元メンバーらが6月を目途に、新事務所へ移籍することを報じている。彼らの後ろ盾とされているのは、元マネージャーであるI氏と大手芸能事務所、そしてI氏独自のパイプがある大手総合免税店だ。さらにこの新事務所の傘下に、中居正広(44)が個人事務所を立ち上げるという話も浮上している。こちらの個人事務所にも大手企業がスポンサーとして名乗りを上げているという。

「いずれ、ジャニーズ事務所は、ジャニー喜多川社長(85)・メリー喜多川副社長(89)のツートップが退く時がきます。こうした時にジャニーズ事務所は、今以上に大きな組織改編が行われるでしょう。もちろんそれに伴い、社員やタレントの大異動も予想される。こうした動きをI氏や中居は先読みしているようです」(芸能関係者)

 メンバーで唯一ジャニーズへの忠誠を誓った木村だが、現在の事務所トップ達が会社を去った後、彼はどのようなポジションに収まるつもりなのか。

■事務所ぐるみで早くも元メンバー共演を策略

 現在、元SMAPメンバーの番組での共演は一切ない。草なぎ剛(42)と香取慎吾(39)が、解散前から二人で担当しているラジオ番組が継続されているのみだ。そんな中でなぜか今、木村が元メンバーとの共演を切望しているという。

「木村の世間からのマイナスイメージは、まだまだ回復していません。そこで事務所も一緒になって、元メンバーとの共演を図ろうとしているようです。これにより、双方にわだかまりがないことをアピールしようとしているようです。狙い目としては、木村出演映画の告知ゲスト出演に目をつけているそうです」(前出・芸能関係者)

 特にそのターゲットとなっているのが、バラエティでのレギュラーが多い中居だという。現実的には実現する可能性は低いとは思うが、ある大物芸人が動けば、それも現実味を帯びるのではないかと記者は語る。

「中居がMCの番組であれば、中居ペースで番組を進めることもできるでしょうし、“犬猿の仲”と言われている二人だからこそ、最初に共演する相手としてはインパクトも大きい。また一部では共通の知人でもある、明石家さんま(61)が仲を取り持ち、共演を企画しているとも言われています。かねてからさんまは解散反対派でしたので、その後のことを根掘り葉掘り聞き出し、再びファンの怒りを買う可能性はありますが」(芸能記者)

 好調とは言えない俳優業のスタートを切った木村にとって、自身の今後の展開を考えて、早くもメンバーと共演を行う可能性はゼロではない。木村がまたひと波乱起こす日は、そう遠くないのかもしれない。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。