「もう迷わない生活」より

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 女優の江角マキコ(50)が、『女性自身』(光文社)に不倫疑惑騒動を報じられたタイミングで芸能活動の引退を表明した。代理人の弁護士を通じて報道各社にファックスした内容は、週刊誌などで報じられている一連の不倫関係について全面的に否定しており、この電撃引退について各方面から疑問の声があがっている。同誌の報道によれば、江角マキコは実業家であるA氏と不倫関係にあり、それが原因で旦那とは2年前から別居状態。旦那が2人の関係に疑いを持ち、口論の末に別居を切り出したのだという。

 さらに問題となったのは、このA氏は昨年夏に著名人を多数巻き込む大騒動となった巨額投資詐欺事件で摘発された逮捕者の一人だったという点。歌手のGACKT(43)や布袋寅泰(54)なども被害に遭ったとされている事件である。

 当初は江角も、その騒動の被害者の一人とみられていたが、中の人物と密な関係にあったとなればかなり見方も変わってくるだろう。今回の引退宣言も、その報道による波紋がさらに大きくなる前に手を打ったとみられても仕方ない。

「どうやら江角とA氏は、かつて報道された長嶋一茂(51)宅の“落書き問題”から急速に距離が縮まったそうです。A氏は、そんな傷心の江角の拠り所になることで、上手く関係性を築いたのでしょうね。過去のママ友いじめ問題でもクローズアップされるなど、元々精神的に弱いとされている江角だけに、A氏に上手く取り込まれたといえます。今回の引退宣言も、その不倫騒動がさらに広がるのが耐えられなかったからではないでしょうか」(芸能記者)

 2014年に江角が事務所から独立した際も、個人事務所はA氏の所有マンション内に置いており、2人の関係性が密であったことが窺い知れる。毅然とした態度で疑惑を否定する江角が印象的だったが、内心は逃げ出したくてしょうがない気持ちだったのかもしれない。

■実質休止状態だった江角にトドメ

 昨年の投資問題に限らず、2004年には年金未納問題も報じられるなど、金絡みのトラブルが多かった江角。また、“ママ友いじめ問題”や“落書き問題”などが度々クローズアップされ、育児をする母としてのモラルを問われるスキャンダルが相次いだこともあって、現在ではレギュラー番組もゼロに。芸能活動は実質休止状態となっていた。

「江角としても、どうせ仕事がないんだからほっといてくれという感じでしょうね。マスコミに追われる日々が訪れるのは耐えられないと、芸能界そのものから退いて一般人に戻るという流れは、昨年末に電撃引退した成宮寛貴(34)となんとなく重なります。仕事はなくなったのにマスコミには追われるという、まさに追い打ちのような日々には、もう耐えられないというのが江角の本音なのではないでしょうか」(前出・芸能記者)

 一連の報道について、「事実無根の報道に対しては、法的措置を準備中です」とも強気に語っていた江角だったが、マスコミに対してファイティングポーズを取れるほどの気力はもう残ってなさそうだ。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。