開催間近の「第59回グラミー賞」、トランプ政権にも関係が!?
高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの これから、何する？」。1月25日（水）の放送は、音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんが出演。世界最大級の音楽の祭典「グラミー賞」について教えてもらいました。
日本時間2月13日の朝9時に開催される「第59回グラミー賞」。そもそもこの“グラミー”とは何かと言えば、それは“グラモフォン（蓄音機）”が由来だとか。だから、トロフィーが蓄音機の形になっているそうです。そして、巷では音楽界で最も権威のある賞と言われていますが、その規模感について「マンガ好きの高橋（たかみな）さんにもわかりやすく例えるなら“音楽界における（ドラゴンボールの）天下一武道会”」と高橋芳朗さん。ちなみに、グラミー賞の主宰はナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ ・アンド・サイエンス（NARAS）という組織で、そこには約2万人のミュージシャンやプロデューサーなどが所属。彼らの投票によってノミネート作品が決まり、そこから再度投票し大賞が決まるそうです。また、驚くべきことにグラミー賞の賞金はゼロ。「ある意味、それがグラミー賞の価値を現していて、それだけの名誉があるということです」と語ります。
そんなグラミー賞ですが、一番の醍醐味はやはり賞レースの行方。「第59回グラミー賞」は全部で84部門あり、これは年々変化するそうですが（昨年は83部門）、なかでも注目は最優秀レコード賞、楽曲賞、アルバム賞、新人賞の主要4部門。その争いに関して、高橋芳朗さん曰く「アデルとビヨンセ、イギリスとアメリカを代表するディーヴァ（歌姫）の一騎打ちですね」とのことですが、有力視されているのはアデルだとか。「アデルのアルバム『25』は累計売り上げがアメリカだけでも1000万枚以上。でも、セールスが必ずしも評価されるとは限らないのがグラミー賞」と話します。
また、アデルの魅力については、その圧倒的な歌唱力に加え、「ある意味、彼女は“しくじり先生”なんですよ」と独自の理論を展開。「恋のしくじり先生のようなところがある。彼女のアルバムタイトルは全て数字なんですが、これはそのときどきの年齢で、作品自体が人生の記録であり、恋愛の記録なんです。実は彼女は何度もダメな彼氏に苦しめられていて……」とのことで、ダメ男にひっかかるしくじり先生っぷりがリスナーの共感を呼んでいるそうです。
一方、今回最多の9部門にノミネートされたビヨンセは、“怒り新党”。「彼女はここ数年、アメリカで社会問題になっている人種問題やヘイトクライムを作品上でも取り上げ、新作も政治的なメッセージが強いんです。それがトランプ政権発足で揺れるアメリカの世相を強く反映していると評価が高い」とその理由を明かし、そんなふたりに一矢報いる存在としてジャスティン・ビーバーをピックアップ。果たしてどんな結果になるのか、非常に楽しみです。
その他の注目点として、今年は３人の日本人、坂本龍一さんにクラシックの内田光子さん、そしてダンス系アーティストstarRoさんがノミネートされていることについて言及しつつ、さらには式典で行われるパフォーマンスにもぜひ注目してほしいと高橋芳朗さんは言います。音楽的な醍醐味はもちろんのこと、同時に行われるスピーチもそのときどきの社会状況が強く反映されていて興味深いらしく「かつては同性婚、差別問題などが取り上げられましたが、今回はトランプ政権に関する何らかの声明があるのはまず間違いない。特にビヨンセが賞を受賞すると、かなり政治色の強いセレモニーになるかな」と予想していました。
1月26日（木）は、アーティストの野宮真貴さんが登場します。さらには、小池百合子都知事への生電話インタビューも！ お楽しみに！
【番組概要】
番組名：高橋みなみの「これから、何する？」
放送日時：毎週月〜木 13：00〜14：55
パーソナリティ：高橋みなみ
番組ホームページ：http://www.tfm.co.jp/korenani http://www.tfm.co.jp/korenani
番組SNS：
LINE=@korenani
Twitter=＠KoreNaniTFM
Instagram=korenanitfm
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この記事の放送回を『radikoタイムフリー』で聴くことができます（1週間限定）。
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聴取期限 2017年2月1日 AM 4:59 まで
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日本時間2月13日の朝9時に開催される「第59回グラミー賞」。そもそもこの“グラミー”とは何かと言えば、それは“グラモフォン（蓄音機）”が由来だとか。だから、トロフィーが蓄音機の形になっているそうです。そして、巷では音楽界で最も権威のある賞と言われていますが、その規模感について「マンガ好きの高橋（たかみな）さんにもわかりやすく例えるなら“音楽界における（ドラゴンボールの）天下一武道会”」と高橋芳朗さん。ちなみに、グラミー賞の主宰はナショナル・アカデミー・オブ・レコーディング・アーツ ・アンド・サイエンス（NARAS）という組織で、そこには約2万人のミュージシャンやプロデューサーなどが所属。彼らの投票によってノミネート作品が決まり、そこから再度投票し大賞が決まるそうです。また、驚くべきことにグラミー賞の賞金はゼロ。「ある意味、それがグラミー賞の価値を現していて、それだけの名誉があるということです」と語ります。
また、アデルの魅力については、その圧倒的な歌唱力に加え、「ある意味、彼女は“しくじり先生”なんですよ」と独自の理論を展開。「恋のしくじり先生のようなところがある。彼女のアルバムタイトルは全て数字なんですが、これはそのときどきの年齢で、作品自体が人生の記録であり、恋愛の記録なんです。実は彼女は何度もダメな彼氏に苦しめられていて……」とのことで、ダメ男にひっかかるしくじり先生っぷりがリスナーの共感を呼んでいるそうです。
一方、今回最多の9部門にノミネートされたビヨンセは、“怒り新党”。「彼女はここ数年、アメリカで社会問題になっている人種問題やヘイトクライムを作品上でも取り上げ、新作も政治的なメッセージが強いんです。それがトランプ政権発足で揺れるアメリカの世相を強く反映していると評価が高い」とその理由を明かし、そんなふたりに一矢報いる存在としてジャスティン・ビーバーをピックアップ。果たしてどんな結果になるのか、非常に楽しみです。
その他の注目点として、今年は３人の日本人、坂本龍一さんにクラシックの内田光子さん、そしてダンス系アーティストstarRoさんがノミネートされていることについて言及しつつ、さらには式典で行われるパフォーマンスにもぜひ注目してほしいと高橋芳朗さんは言います。音楽的な醍醐味はもちろんのこと、同時に行われるスピーチもそのときどきの社会状況が強く反映されていて興味深いらしく「かつては同性婚、差別問題などが取り上げられましたが、今回はトランプ政権に関する何らかの声明があるのはまず間違いない。特にビヨンセが賞を受賞すると、かなり政治色の強いセレモニーになるかな」と予想していました。
1月26日（木）は、アーティストの野宮真貴さんが登場します。さらには、小池百合子都知事への生電話インタビューも！ お楽しみに！
【番組概要】
番組名：高橋みなみの「これから、何する？」
放送日時：毎週月〜木 13：00〜14：55
パーソナリティ：高橋みなみ
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