東京の声とシンクロするTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」。ボイス収集隊が東京の街に繰り出し、様々な人々に声をかけ、1つのテーマについてその人の意見や思いを聞き出します。その声を聴き、リスナーと共に考えるのはパーソナリティの堀内貴之。

1月16日のテーマは「自分をいい男・いい女 にしてくれるもの」でした。単純に「かっこいい」「かわいい」だけじゃなく、「いい男・いい女」というのは外見だけじゃなく内面的なものまで表している言葉のような気がします。どんな人だって「いい男・いい女」でありたいものですが、そのためにはいったいどんなモノが必要なのでしょうか? 今回は街の「なんだか素敵な男女」の皆さんに、伺ってみました。

(TOKYO FM「シンクロのシティ」2017年1月16日放送より)



自分を「いい男・いい女」 にしてくれるもの、何ですか?

まずは女性編。

◆中目黒でキャッチした20代の女性

「私は日本舞踊を演っていて、優雅な時間をゆったり舞いながら過ごすのは自分にとって女性として輝く瞬間かなと思います。

(きっかけは?)

芸者さんになりたいと目指してた時があって。今は全然違う仕事をしているんですけど続けてます。もともとマイペースなんですけど、ひとつひとつの動作を大切にするとか、粗末にしないとか、そういうことは大事にしてます。物を大切に扱うとか。食事をしていても、物を置くときにきちんと置くとか。お椀を置く時も一回で置かず、左手であしらって3手で取って置く。そういうことは自然と大事にできるようになったので、和のお稽古は大事にしてます」

◆神楽坂でキャッチした54歳の女性

「着物ですね。母が好きでデパートの呉服売り場に勤めていたもんですから、いっぱい持っているんですけど、80歳過ぎて着なくなったので母からもらい少しアレンジして着ています。

(着ているとどんな気分ですか?)

やっぱり背筋がスッとしますよね。寒くてもピンとした感じになれるので良いなと。

(いい女レベルはどのくらい上がります?)

1.5倍くらいはあるのかな! 最近友達にも勧めて、『海外に行って着ようよ!』とか夢もあります。歌舞伎とか文楽とかも着物で観に行こうと思ってチケットも取ってあります。気持ちが上がりますのでね!」

◆渋谷でキャッチした30歳の女性

「パーマをかけた時ですかね。今年気合を入れるために、去年の大晦日にパーマをかけに行ったんですけど、ちょっと手をかけてるっていうか、一歩進んだ人になるっていうか。スタイリング変えてみたり、やる気になります。服装を合わせたりとか、大人っぽい格好してみようかなって」

◆代々木でキャッチした52歳の女性

「ルームフレグランス。ハーブの天然のものが心を癒してくれます。玄関、居間、どこも同じ香りに統一してるんです。無印良品とかで簡単に手に入ります。ハーブやシダーウッドとか。森のような香り。仕事柄、ネイルやアクセがダメなので、外見ではないところで気をつかってます。浄化されてる気になるんですかね。スッキリするというか」

どの方も、年齢関係なくとてもお肌がつやつやで、背筋がしゃんとした方だったそうです。

お次は男性編。

◆表参道でキャッチした20代の男性

「やっぱり男なら、彼女とかだと思います。結婚してるなら奥さんとか。僕は彼女はいないんですが、いい感じの人がいて、明後日デートなんです。なので、明日買い物して……とか考えてるだけで楽しい。自然と笑顔になりますね。会ってから仕事にいくと、モチベーション上がります。人と仕事してても楽しい。自信を持っている男性はかっこいいと思います」

◆中目黒でキャッチした28歳の男性

「コーヒーを淹れてる時。朝、起きてご飯食べた後に毎日淹れるんですけども、その所作に気持ちいいなって思ったりします。

(その時間は大事ですか?)

ちょっと自分と向き合うみたいな。香りもいいですし、気持ちのいい瞬間ですね。

(自分に酔っちゃう?)

ほんの少しですけどね!」

◆代官山でキャッチした47歳の男性

「素のままっすね。ちょっと臭いは気にするかな。コロンとかね。必ずつけるね。

(いつもつけてるのは?)

オレはブルガリのブラックをつけてるけど。甘い匂い。結構大事だと思うんだな。ちょっと近寄った時に、おやじの臭いするよりいいじゃない。ちょっと汗かくとフワッと匂ってくるのよ」

また、番組にはこんなメッセージを頂きました。

「自分をいい女にしてくれるもの、それはシャネルの手鏡と口紅です。それまではブランド物には全く興味がなく、自分がシャネルを使うなんてシャネルに失礼だと思っていました。しかし昨年、人生の岐路でものすごく悩んでいる時に、友達がシャネルの手鏡と口紅をプレゼントしてくれました。それを使うといい女になれる気がして鏡を見ながら口紅を塗るたびに元気と自信を取り戻すことができました。あの時、力をくれた友達とシャネルがいたから、今の私がいます」

このメールに堀内は「これはいい話だなぁ。それまでは自分とシャネルの間に距離があったのに、お友達のおかげでジャストフィットしたんですね。自分の女をあげるアイテムになってくれたんだ」とコメント。少し格上のものを使う時の高揚感や背筋が伸びる感じ……腐ってしまった時、こうしたアイテムたちは前を向く力をくれるのかもしれません。

【「いい男・いい女スイッチ」を自分で押してみる!】

堀内貴之は最後にこんなコメントをしていました。「今日、僕はみなさんみたいに日常生活で自分がいい男だなと思う瞬間が全然ないなって考えてたんです。メールで頂いたみたいに、女性が9cmのヒールを履くとちょっと女が上がる気がするとか、そういうの無いなって。でも思ったんですけど、人に優しい対応をした後とかは自分がすごくいい気分になる。道や席を譲って、ジェントルマンぶってる自分のほうが荒れてる自分より好き。自分の中のいい男像が、そういうところにあるのかもなぁ」。

「あれ? もしかして今いい男・いい女じゃない?」そう思う瞬間が日常をキラキラさせてくれることは間違いありません。例えそれが最初は自己満足でも、意識をしていれば板につき、いつか本当の「いい男・いい女」になれる……そんな風に感じたオンエアでした。

文/岡本清香

<番組概要>

番組名:「シンクロのシティ」

放送日時 :毎週月〜木曜15:00〜16:50

パーソナリティ:堀内貴之、MIO

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/





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