化女沼レジャーランド

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宮城県大崎市にある廃業した遊園地『化女沼レジャーランド』を、廃墟のままテーマパークとして開業するプロジェクトが発足した。クラウドファンディング「CAMPFIRE」で、購入額5億円のうち不足している1億2千万円を目標に支援金を募っている。


『化女沼レジャーランド』は1974年に開園し、ピーク時には年間30万人以上の来園者でにぎわった人気のレジャースポットだったが、2001年に閉園。約3万5000坪の広大な敷地には、観覧車やメリーゴーランド、コーヒーカップといった遊園地の定番施設はもちろん、キャンプ場や野外ステージ、涌き出た源泉も有している。『化女沼レジャーランド』の所有者は、昨年から購入者を探していた。


今回発足したプロジェクトでは、『化女沼レジャーランド』を5億円で購入。当初は敷地内の廃墟や温泉を利用し、廃墟ツアーやサバイバルゲーム、アドベンチャーゲームなどを開催するレジャー施設として開業する。将来的には、施設内を日本の過去・現代・未来・廃墟エリアに分割し、現在ある観覧車等の遊具は廃墟エリアのシンボルとして維持活用するとしている。


不足している1億2千万円はクラウドファンディンで支援金を募集している。支援は個人と企業から受け付けており、個人は入園券2回分がリターンされる6,000円のコースから100万円のコースが選択可能。企業については、土地50坪を10年間リースができる100万円のコースや、池や各エリアの命名権を得られる200万円のコースなどが用意されている。


通常、閉園した遊園地の遊具は比較的高値で取引されるため撤去されてしまうことが多いが、『化女沼レジャーランド』の所有者は、夢が詰まった遊具を捨てられないとそのままの形で残している。長年、風雨にさらされた遊具は、錆びたり壊れたりして朽ち果てており、それが雰囲気を醸し出し、映画やテレビ番組の撮影、コスプレイベントの会場などにも使われる人気の廃墟スポットとなっている。







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