正月、子どもたちの楽しみといえば、おせちや凧揚げよりも、やっぱり「お年玉」に違いない。少なくとも記者はそうだった。

画像はイメージです(John Nakamura Remyさん撮影、Flickrより)

ところが、そんなお年玉をめぐって、「残念......」な思いをしてしまったことがある、という人は意外と多い。今回Jタウンネットでは、全国からのそうした体験談をまとめた。

兄弟や友達との「格差」にぐぬぬ

まずはやっぱり、金額をめぐる話題から。千葉県のAさん(20代女性・会社員)のエピソード。

「小さいころは、小銭メインでお年玉をもらっていたんですけど、ある年のぽち袋は、いつもより『ずっしり』! すごくわくわくしながら開くと、中身は10円玉と1円玉ばかり......。もらったこと自体は嬉しいものの、なんだかむなしくなってしまったのを覚えています」

親としては、ちょっとでも「たくさんもらった」感を演出したかったのかもしれないけど......。

千葉県のBさん(20代男性・会社員)は、年齢の近いお兄さんがいるのだが、

「兄貴にもらった金額を聞くと、私が5000円で兄貴が1万円! 聞かなければ良かったです......」

兄弟間の「格差」は、特に年があまり変わらないと、不公平感が強いかも。

比べる相手は兄弟だけじゃない。高知県のCさん(20代女性・会社員)の投稿から。

「親戚みんなにお年玉をもらって、『3万円も貯まった』とホクホク顔で自慢したら、『え、少ないね。私10万円くらいもらったよ』とさくっと返されちゃいました......あれれ??」

ご家庭によって「相場」はかなり違うので、あまり友達のもらった額は聞かない方がいいかも。

つまらないものに使っちゃって...

お年玉をもらった直後、お店に駆け込んで、さっそくお買いもの。でもあとあと考えると、「もっと慎重に使っておけば......」。そんな思い出、もしかしたらあるかもしれない。

宮城県のDさん(40代女性・パート)も、こう証言する。

お年玉をもらったその日に、嬉しくてレコードを複数購入。帰宅したときには、残額0円ということがありました」

とはいえ、レコード(CD)ならまあマシな使い道ではないか。少なくとも、次に紹介する北海道のEさん(30代男性・会社員)に比べたら。

「ゲームの福袋を購入したのですが......3本入ってたゲームのうち、2つはもう持っているゲームで、もう1つは興味のないスポーツのゲーム。まったく遊ぶことはなく......残念でした」

福袋はギャンブル。ご購入は計画的に。

親に勝手に使われて...

あと、お年玉をめぐる「残念」エピソードの定番といえば、「親に預けていたら......」という話だ。

大阪府のFさん(30代男性・自営業)の投稿。

「子どものころ、もらったお年玉は全部親に預けていました。高校生のとき、今まで預けていたお年玉を返して、といったのですが、『あんたの高校(私立)の入学金に使った』と言われ、泣き寝入り......。もっと勉強して、公立に合格してたらと悔やみました」

北海道のGさん(40代女性・会社員)も似た思い出が。

「新しいベッドがほしく、親にお願いしたのですが、『自分でお金を貯めて買いなさい』。そこでお年玉などを貯めてようやく購入したのですが、ほぼ同時に、関係ない弟のベッドも新しくなったのです。結局、貯めなかった者勝ち。悔しかったです」

ただ、この2人は一応、自分のために使われたのだから、まあ諦めもつくかもしれない。

親や親戚が泣きそうな使い道

本当に「残念」なのは、埼玉県のHさん(40代女性・主婦)。

お年玉がたくさん貯まったので、前からほしかったおもちゃを買おうと思ったのに、母親がカードの支払いに回してしまっていて、買うことができませんでした」

お母さん......。

最後に、さらに「残念」な使い道を紹介しよう。北海道のIさん(40代男性・自営業)だ。

「父方の祖父の兄弟姉妹が9人と多めだった関係で、幼いころから正月にはかなり多めのお年玉をもらっていました。もらった分はほとんど預金していたのですが、大学生のときにパチンコにハマり、5歳ごろから貯めてきたお年玉を全部すってしまいました......」

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