解散決議のトランスアジア航空、来年3月にも上場廃止に/台湾

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(台北 26日 中央社)経営悪化などによって22日の臨時取締役会で解散が決まったトランスアジア(復興)航空。同社の株式が早ければ来年3月末にも上場廃止となることが同日、分かった。

トランスアジア航空株は22日、取引停止となったが、23日に再開された。25日の株価は3.8台湾元(約13.5円)と、22日の全便運航停止が発表された21日の前営業日となる18日より32%も下がった。

台湾証券取引所によると、同社株主総会と主管機関、交通部(交通省)民用航空局の承認を経て早ければ来年3月末にも上場廃止となるという。

1951年、台湾初の民間航空会社として設立されたトランスアジア航空。40人以上が死亡する墜落事故を2014年と昨年の2回起こしたことなどで、財務状況が悪化しており、今年度は10月末までに27億元(約95億8500万円)の損失を計上している。

(田裕斌/編集:羅友辰)