1本の松が由来? 東京・北千住名物「槍かけだんご」の歴史
江戸の粋から古き良き昭和まで、東京の過去を旅する、TOKYO FM「シンクロのシティ」のコーナー「ハナコマチ」。今回も東京のいろいろな街の歴史をご紹介したいと思います。今回ご紹介する場所は、東京タワーから北東の方向。北千住にある、おだんご屋さんです。

江戸四宿のひとつ、日光街道千住宿。
宿場町の面影を色濃く残す北千住に来たら必ず食べたいのが、名物「かどやの槍かけだんご」です。
宿場通りにあるお団子やさんで、その佇まいだけで名店ぶりがわかるほど。
七輪と炭火焼にこだわっているこのおだんごは、売り切れで買えないこともしばしばあるそう。
そんな美味しいかどやのおだんごですが、この「槍かけ」という言葉が気になりませんか?
この名前の由来は、江戸時代まで遡ります。
舞台は、旧水戸街道沿いにある清亮寺。
ここに、1本の立派な松の木がありました。
余りに立派すぎて、街道にはりだしてしまった松。
ここは水戸街道……このままでは、参勤交代の大名行列の際、長い槍を持つ槍もちが通ることができないかもしれません。
いかなるときも、槍を横に倒すことは許さないのが槍もち。
仕方なく、この松を切ろうという話になります。
いざ切ろうとしたとき、それを止めた人物がいました。
水戸藩主、徳川光圀。そう、後の水戸黄門です。
「こんな立派な松を切るのは惜しい。ではここで、この松に槍を立て掛けて休み、出立のときに槍をもち、松の向こう側に行ってから槍を取り直せば、槍を倒したことにはならないではないか」
粋な計らいで松を守った黄門様。
それ以来、大名行列の際はこの松の前で槍を立て掛け休むようになり、松は「槍かけの松」と呼ばれて人々に大変愛されたのだそうです。
残念ながらこの松は昭和の時代に枯れてしまいました。
今ではこの松の名残を残すのは、かどやの「槍かけだんご」のみ。
美味しい炭火焼のおだんご、その歴史と共に味わってみてくださいね。
文/岡本清香
TOKYO FM「シンクロのシティ」にて毎日お送りしているコーナー「トウキョウハナコマチ」。江戸から現代まで、東京の土地の歴史にまつわる数々のエピソードをご紹介しています。今回の読み物は「1本の松からついた、北千住の槍かけだんご」として、10月25日に放送しました。
【あわせて読みたい】
★徳川慶喜が、大好きな「きなこ」を食べられなくなった理由とは?(2016/10/25) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/Jo4aDWzo1D.html
★あなたが「今、いちばん幸せだな〜」と思うのはどんなとき?(2016/10/24) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/zpfWkiTqOH.html
★浮気調査、部屋掃除……“何でも屋さん”に、あなたはナニをお願いする?(2016/10/23) http://tfm-plus.gsj.mobi/news/RBcz3XSXPm.html
<番組概要>
番組名:「シンクロのシティ」
放送日時 :毎週月〜木曜15:00〜16:50
パーソナリティ:堀内貴之、MIO
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/
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この記事の放送回を『radikoタイムフリー』で聴くことができます(1週間限定)。
(スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒詳しくはコチラ http://www.tfm.co.jp/timefree_pr/)
■番組聴取は【コチラから http://radiko.jp/#!/ts/FMT/20161025150000】(無料)
聴取期限 2016年11月1日 AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
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1本の松が由来? 東京・北千住名物「槍かけだんご」の歴史
江戸四宿のひとつ、日光街道千住宿。
宿場町の面影を色濃く残す北千住に来たら必ず食べたいのが、名物「かどやの槍かけだんご」です。
宿場通りにあるお団子やさんで、その佇まいだけで名店ぶりがわかるほど。
七輪と炭火焼にこだわっているこのおだんごは、売り切れで買えないこともしばしばあるそう。
この名前の由来は、江戸時代まで遡ります。
舞台は、旧水戸街道沿いにある清亮寺。
ここに、1本の立派な松の木がありました。
余りに立派すぎて、街道にはりだしてしまった松。
ここは水戸街道……このままでは、参勤交代の大名行列の際、長い槍を持つ槍もちが通ることができないかもしれません。
いかなるときも、槍を横に倒すことは許さないのが槍もち。
仕方なく、この松を切ろうという話になります。
いざ切ろうとしたとき、それを止めた人物がいました。
水戸藩主、徳川光圀。そう、後の水戸黄門です。
「こんな立派な松を切るのは惜しい。ではここで、この松に槍を立て掛けて休み、出立のときに槍をもち、松の向こう側に行ってから槍を取り直せば、槍を倒したことにはならないではないか」
粋な計らいで松を守った黄門様。
それ以来、大名行列の際はこの松の前で槍を立て掛け休むようになり、松は「槍かけの松」と呼ばれて人々に大変愛されたのだそうです。
残念ながらこの松は昭和の時代に枯れてしまいました。
今ではこの松の名残を残すのは、かどやの「槍かけだんご」のみ。
美味しい炭火焼のおだんご、その歴史と共に味わってみてくださいね。
文/岡本清香
TOKYO FM「シンクロのシティ」にて毎日お送りしているコーナー「トウキョウハナコマチ」。江戸から現代まで、東京の土地の歴史にまつわる数々のエピソードをご紹介しています。今回の読み物は「1本の松からついた、北千住の槍かけだんご」として、10月25日に放送しました。
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<番組概要>
番組名:「シンクロのシティ」
放送日時 :毎週月〜木曜15:00〜16:50
パーソナリティ:堀内貴之、MIO
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/city/
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聴取期限 2016年11月1日 AM 4:59 まで
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