老廃物が溜まる原因に!? 「逆効果なケア」と「正しくリンパを流す」ストレッチ
むくみを解消するには、リンパを流すケア、適度な筋肉をつけること、軽い運動が必要です。
しかし、自己流のリンパケアはむくむや老廃物を流すどころか逆効果になることも……!
そこでヨガインストラクターの筆者が、NGなリンパ流しケアと、正しいストレッチのやりかたをご紹介します。
これを踏まえた上で、正しい方法を覚えてくださいね。
■力んでしまう運動はNG
ヨガなどの有酸素運動は、ゆっくり呼吸しながら体を伸ばし適度に筋肉を刺激してくれるので、リンパの流れを良くします。
しかし、体がリラックスできず、足や肩周りに力が入ってしまったまま動いていると逆効果です。
特に太ももを力ませると、筋肉の柔軟性や血流に関係するポンプ運動を邪魔してしまい、血液が足に溜りむくみやすくなります。
太ももが力まないようにして、リンパが流れるポイント股関節を良く動かしましょう。
■急激な運動も逆効果に!
心拍数をいきなり上げるような運動は急激に血流が良くなるため、老廃物がセルライトになりやすくなります。
さらに急激な激しい運動は筋肉が疲労し、筋肉にダメージを加えます。そのせいで一時的にむくんだような状態を引き起こしてしまうのです。
また疲労で老廃物も溜まりやすくなるので、自分の限界を超えるような激しい運動は気をつけたほうがベター。自分のペースを守りましょう。
また、ジョギングなど走る運動の後はしっかり念入りにストレッチをしてくださいね。
■夜寝る前3分のリンパケアストレッチ
リンパケアは股関節を固めないことが重要です。簡単なリンパケアを日課にしましょう。
(1)仰向けに寝た状態で、お尻をぴったり壁につけ両足を壁にもたれるようにして上げます。
(2)両足の体重を利用して自然と足が開く位置を探します。股関節が硬い人は軽くひざを曲げましょう。
このとき、ひざが内側に入らないように、足の付け根を外側に回してお尻で足を支えることがポイント。
(3)足の付け根を小刻みにゆすり続けます。1分ほど行いましょう。
(4)さらに力を抜いて、足が開くのに任せながら2分ほどリラックスします。
(5)2分経ったら両足を閉じてひざを曲げ、両腕でひざを抱え、股関節を休めましょう。
むくみが溜まりやすい人は、頭の位置が低いとむくみが顔の方へ流れてしまい、翌朝顔がむくむこともありますので、頭の位置を枕で高くするかストレッチの後トイレで老廃物を流すようにしましょう。
いかがでしたか? リンパ流しケアやストレッチが逆効果になっては意味がありません。
上記のことに気をつけながら正しい方法を覚えましょうね。
【筆者略歴】
※ yuuka ・・・ 『マナヨガ』代表。ヨガ、整体、体幹トレーニング、ウォーキング等、研究を続け『マナメソッド』を発案。本来持っているその人の個性や美しさを引き出すことで定評があり、現在パーソナルトレーニングは予約待ち状態。
【画像】
※ SunKids / shutterstock