「オクニョ 運命の女(ひと)」チン・セヨン“コ・ス先輩の大ファンだったので共演できて嬉しい”

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現在、韓国で絶賛放送中のイ・ビョンフン監督最新作「オクニョ 運命の女(ひと)」。9月23日よりCS衛星劇場で早くも日本初放送される。日本での放送を前に、主人公のオクニョ演じるチン・セヨンがインタビューに答えてくれた。

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―衛星劇場にて「オクニョ 運命の女(ひと)」が9月より放送されます。ドラマの紹介をお願いします。

チン・セヨン:ドラマ「オクニョ 運命の女(ひと)」は、典獄署(チョノクソ) で生まれ育ったオクニョという女の子が、さまざまな人物に出会いながら、いろいろな出来事を解決し、成長していく姿を描いたストーリーです。
※典獄署(チョノクソ) =朝鮮時代の監獄

―チン・セヨンさんが演じる“オクニョ”はどんな人物ですか?

チン・セヨン:オクニョは、名前に“オク(獄中の獄)”が付いていることからも分かるように、監獄で生まれ育った子なんです。獄中で多くの人物と出会って、さまざまなことを解決し、後に民衆の気持ちを代弁する外知部(ウェジブ) として活動していく人物です。
※外知部(ウェジブ) =朝鮮時代の弁護士制度

―撮影を終えた場面の中で、一番記憶に残っているシーンは?

チン・セヨン:まず、オクニョはアクションシーンがカッコいいんですよ。彼女が體探人(チェタミン) という仕事をする期間は、カッコいいアクションシーンが多いので、一番記憶に残っています。拷問を受けたり、本当に火矢を打つシーンがあったりと、カッコよく見ごたえのあるシーンが多いのですが、中でも水責めを受けるシーンは記憶に残ってますね。
※體探人(チェタミン) =朝鮮時代の諜報員

―「オクニョ 運命の女(ひと)」ではその拷問シーンが大きな話題となりましたが、撮影当時は辛くなかったですか?

チン・セヨン:実は私、水が怖いんですよ。プールやウォーターパークなどに行っても、ライフジャケットや浮き輪がなかったら、絶対に水の中には入らないほどなんです(笑)。水を飲んでしまうことが怖いので“水責めシーンの撮影は不安だな…”と思っていたのですが、幸いなことに監督さんが辛い思いをしないよう安全に撮影をしてくださったんです。それと、水責めの後に泣くシーンがあるのですが、本当に悲しみが込み上がってきたんですよ! 水責めを受けたから、無意識に感情移入してしまったみたいです(笑)。ですので、そのシーンは感情をうまく表現できたと思いますし、その時の撮影自体が、とても特別な経験になりました。

―劇中、コ・スさん演じる“ユン・テウォン”とソ・ハジュンさん演じる明宗(ミョンジョン) との三角関係が繰り広げられますが、2人のうち、セヨンさんの実際の理想のタイプに近い人物は?

チン・セヨン:う〜ん…。その2人は本当に異なる魅力を持ったキャラクターなんですよ。まず、ユン・テウォンという役柄は、かなり男らしいというか…。ワイルドで、オクニョがどんな危険に晒されたとしても、助けてくれるような男らしい魅力を持ってます。そして明宗は国王なのですが、オクニョは彼が王であることを知らないんですよ。(明宗は) 本当にかわいくて、母性をくすぐられるんです。母親として見守りたくような魅力があるので…2人共、一緒にいてくれたらいいですね(笑)。

―「オクニョ 運命の女(ひと)」が高視聴率で人気を得ている理由は何だと思いますか?

チン・セヨン:やはり時代劇の巨匠であるイ・ビョンフン監督と、脚本家のチェ・ワンギュさんが再びタッグを組んだ作品なので、そこに期待されている方々が多いんだと思います。そして、その期待を十分に満たすことができたからこそ、高視聴率を得られ、多くの方々に愛されているのではないかなと思いますね。まだ撮影が半分残っていますが、これからさらに多くの方々に愛される作品になることを願い、いつも一生懸命頑張っています。

―今回“オクニョ”役を演じて得たことは?

チン・セヨン:私がオクニョを演じて、一番良かったと思うことは、聡明で賢い部分をお見せできたことです。今まで演じてきた役柄が、いつも男性に助けてもらい、応援される受動的なキャラクターだとしたら、今作の役柄は、自ら進んで物事に取り組むような、強い女性の魅力をお見せできるキャラクターなんです。そういった点が本当に気に入っています。

―時代劇の巨匠イ・ビョンフン監督の作品で主役を務める感想は?

チン・セヨン:最初の打ち合わせに行く時は、本当に緊張しました。多くの時代劇を撮られてますし、それだけ多くの役者の方々と会われているということですし…。イ・ビョンフン監督の目に私はどう映るだろうという心配はあったのですが、実際にお会いするとたくさん笑いかけてくださり、私を褒めてくださったんです。もちろん私自身も、一生懸命、作品に臨む姿をアピールしたのですが、その姿勢を高く買ってくださいましたし、その時の監督の豪傑な笑いが忘れられないですね。そんな感じで初対面はいい印象でお会いすることができました。それから、私を誰よりも信じてくださっているのは監督なんです。取材を受けた際も“本当にセヨンさんが、私が考えていた姿を100%演じてくれているから、信頼している”とおっしゃってくださって、本当に感動しました。それくらい私を信じてくださっているので、その信頼を原動力に、今まで以上の力を発揮していきたいと思っています。

―コ・スさんとは今作が初共演ですが、第一印象&共演した感想は?

チン・セヨン:元々、本当にファンだったので、初めてお会いした時はとても緊張しました。緊張しながらも、どんな方なのか楽しみでもあったんですが、本当に素敵な方なんですよ。初めて会った日もたくさん話しかけてくださり、私のことを褒めてくださって、本当に嬉しかったです。私は経歴も浅いですし、まだまだ学ばなければいけないことが多いんです。でも、コ・スさんがいつも助けてくださり“ここの部分では、オクニョがこうするのはどうかな?”とアドバイスもしてくださり、撮影現場ではいつも感謝の気持ちでいっぱいです。

―では最後に「オクニョ 運命の女(ひと)」を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

チン・セヨン:「オクニョ 運命の女(ひと)」が、日本でまもなく放送開始されます。一生懸命撮影している作品ですし、アクション、ラブロマンスなどなど、本当に多彩なストーリーをご覧いただけると思います。さまざまな人物が登場するので、老若男女問わず楽しんでいただけるドラマです。ぜひご覧になってくださいね! ありがとうございました。

■番組概要
CS衛星劇場
「オクニョ 運命の女(ひと)」
2016年9月23日(金) 放送スタート
話数:全50話(予定)/韓国MBC

演出:イ・ビョンフン「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」「トンイ」「馬医」、チェ・ジョンギュ「華政(ファジョン)」
脚本:チェ・ワンギュ「ホジュン 宮廷医官への道」「オールイン 運命の愛」「朱蒙(チュモン)」
出演:チン・セヨン、コ・ス、キム・ミスク、チョン・ジュノ、パク・チュミ他
(C)2016MBC

■関連サイト
番組詳細:http://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen#oc-d1