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 6月に覚せい剤取締法違反の容疑で現行犯逮捕された高知東生容疑者(51)から、妻の高島礼子(52)に「離婚届」が送られたことを、28日発売の女性セブンが報じた。離婚届はすでに夫の署名、捺印欄が埋められた状態だったという。

「記事によれば、高知は弁護士に『これ以上、妻には迷惑をかけられません』と話していたといいます。芸能界でも稼げず、高島の父の介護を理由に引退したものの、蓋を開けてみれば覚せい剤で逮捕……。しかも、愛人とラブホテルで寝ていた時にです。さすがの高知も、高島に対しての申し訳なさでいっぱいになったのでしょうか」(スポーツ紙記者)

 高知の逮捕後、妻として謝罪会見を開いた高島だったが、離婚について明言は避けていた。

「高島には、やはり『夫を見捨ててもいいのか』といった迷いがあったと思います。しかし、最後は高知が彼なりの“男気”を見せたようにも見えます」(同前)

 同誌では高島も離婚を受け入れたと報じているが、芸能界における薬物逮捕者とその夫婦生活の実例は多種多様だ。

■ASKA夫婦にも離婚危機が到来?

 前出の記者が語る。

「女優・酒井法子(45)は、2009年に当時の夫とともに覚せい剤取締法違反で逮捕され、翌年に離婚が成立しました。元俳優の押尾学(38)も2009年に麻薬取締法違反などで逮捕されましたが、当時の妻で女優の矢田亜希子(37)はすぐに離婚を発表。2人はこの頃、すでに別居していました」

 こうしてみると、タイミングはそれぞれでも結果的に“別れ”を選択している夫婦ばかりのようだが、なかにうは例外もある。

「2014年に覚せい剤取締法違反で逮捕されたCHAGE and ASKA・ASKA(58)の妻は、離婚しない道を選びました。ASKAが過酷な薬物依存治療に絶えられたのは、妻の支えも大きかったことでしょう。しかし、7月18日に突如ブログを開設したASKAは、どこか危なげな文章を書き連ねている。26日付のブログには、『あの人が去ってしまった』といった内容の詩を掲載。一部では、妻と大喧嘩をしたとの報道もあるので、この夫婦もそろそろ限界なのかもしれません」(ワイドショーデスク)

 伴侶の逮捕で離婚を選ぶのは、決して冷たい対応ではない。罪を犯した者は、大事な人を裏切った事実と向き合い、前向きに更生してほしいと願うばかりだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。