写真は番組HPより

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 7月23日から24日にかけて放送された『FNS27時間テレビ フェスティバル!』(フジテレビ系)の平均視聴率が7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、『27時間テレビ』史上最悪の結果となってしまった。

 いったい何が敗因だったのか──早くも低迷の“戦犯探し”が始まっている中、あるジャニーズタレントのファンが不安の声を漏らしている。

「Hey! Say! JUMPのファンですよ。彼女たちは、今回の『27時間テレビ』の視聴率が悪かったことを知り、『もしかして、JUMPのせいだなんて言われないよね?』と恐れているのです」(芸能記者)

 オードリーやピース、陣内智則(42)ら芸人に混じって、Hey! Say! JUMPの面々も、『27時間テレビ』ではサブMCの1組として多くのコーナーを受け持った。そもそも、彼らは目下、ジャニーズ事務所の中でも破竹の勢いを見せるタレントのはずだ。

■「生かす術をスタッフが見いだせてない」

 内村光良(52)脚本・監督の映画『金メダル男』の主演に抜擢された知念侑李(22)。『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で頭角を現す有岡大貴(25)。『めざましテレビ』(フジテレビ系)『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)、今クールから始まった日曜ドラマ『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系)などオファーが絶えない伊野尾慧(26)──逸材ぞろいのグループ、それが芸能界の評価だ。女優・吉田羊(年齢非公開)との連泊熱愛で良くも悪くもメジャーになった中島裕翔(22)も在籍するし、なにせ話題に事欠かない。

 そんな勢いのある彼らをフジテレビが放っておくはずもない。

「今回の彼らの起用も、ポストSMAP、ポスト嵐を育てていきたいという思惑が働いているとみていいでしょう。期待先行のキャスティングが裏目に出た。最近のフジは何をやってもハマりません」(テレビ関係者)

 しかしそんな人気も、全体の視聴率まで押し上げる力にはなりえなかった。

「そもそもメンバーは9人もいる。かなりの時間、出演していたとはいえ、どのようにHey! Say! JUMPを生かせばいいのか、まだスタッフも考えあぐねているところもあるでしょう」(前出・関係者)

 確かにオンエアを見る限り、個々のメンバーの良さが光っていたとはまだまだ言いづらかった。

「2014年には先輩のSMAPが総合司会を務めました。Hey! Say! JUMPも、もう一回り大きくなってから、『27時間テレビ』に帰ってきてほしいと思います」

 とフジテレビ関係者は語るが、そもそも『27時間テレビ』は不要論もささやかれている。果たして、9人が司会を務める日は訪れるのだろうか?

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。