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 5月13日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で、不倫騒動以来初めてテレビ出演したベッキー(32)。ロックバンド・ゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)との不倫報道に関してコメントした芸能人にも注目を集めるなど、さまざまな影響を残す大きな騒動となっている。

 そんな中、この騒動を利用して、自身のイメージ改善を図ったのではと囁かれているのが、タレントで医師の西川史子(45)だ。西川は当初ベッキーに対し、自身が出演する情報番組『サンデージャポン』(TBS系)で「かわいそう」とコメント。その上で「好きになったらしょうがない」「軽率ではなくよく考えた行動だ」といった自身の見解を述べ、ベッキーを擁護する立場をとっていた。

 しかしその後、ベッキーと川谷とのLINE画像が週刊誌『週刊文春』(文藝春秋)に掲載されたことをきっかけに、その態度は急変。再び出演した同番組では「私の言っていたことは間違っていたのかもしれませんね」と擁護を撤回している。

■主婦層を味方につける方向転換

 一連の騒動を追いかける芸能記者はいう。

「西川さんの他にも、LINE流出後に擁護派から批判派に転じたタレントは少なくありません。ですが、西川さんの場合は、ベッキーの不倫騒動が持ち上がるたびにコメントしている様子が注目されていました」

 頻繁にコメントするには理由があるのだとか。ある芸能関係者が解説する。

「擁護派と批判派のどちらの立場にも、発言がイメージダウンに繋がったタレントは存在します。西川さんはバッシングを受けて危機感を感じたからこそ、逆に真面目な自分アピールを行う最大のチャンスだと考えた。頭のいい彼女ですから、騒動を利用してイメージチェンジを図ろうと考えたのではないでしょうか」(芸能関係者)

 ベッキーが週刊文春宛に送った手紙に関しても、「時期尚早であざとく見える」とばっさり切り捨てる姿勢を見せた西川。彼女の意見には賛同者が多く、支持層が増加しているという声も聞こえてくる。芸能界で生き残るには、機転のきかせ方が重要なのかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。