簡単に世界と繋がることができるYouTube、Facebook、InstagramなどのSNS上で、日々スターが誕生している。今回、紹介する美女もまた、独自の表現力でいまYouTuberとして注目を集めているシンガーのひとりである。

関西弁I Want You Back Cover 【歌ってみた】



辛い恋愛経験を歌にしてすっきり清算よ!
上田敦美さん

「人生一度きりじゃないですか。後悔しないようにと思って、やりたいことをノートに書き出してみたんです。そのときいちばん下に書いたのが“歌手”でした。とりあえず下から順に制覇して行こうって思って、それで歌を始めました」

普通は上からでは……(汗)。いきなりのびっくり発言に、撮影スタッフも動揺を隠しきれない。

ふわっとエアリーなボブにクリッとした目元、少々甘ったるい喋り方が印象的な彼女はシンガーソングライターの上田敦美さんだ。その“やりたいこと”リストアップがきっかけで、彼女は地元の大阪で音楽を始める。

上京したのはいつ?

「2007年だったかな。最初は気持ち半分ですぐ歌をやめるつもりだったんですけど、あるオーディションに受かってしまったので、それを機に東京に引っ越しました。小さい頃から音楽が大好きだったから、今この仕事ができて本当に幸せです」

彼女はジャスからR&Bまで、多彩なライブパフォーマンスでファンを魅了している。作詞から作曲まですべて自分で手掛けているそうだ。

「曲作りは、ふと思いついたら……わりと気ままにやっています。基本は根暗なので、家で黙々と曲作りしています。恋愛ソングだったり、人生の応援ソングだったり、ジャンルはいろいろ。歌詞は大体自分の実体験に基づいて書いていますね。とくに恋愛はそう! 辛かった思い出も曲にすることで不思議と消化できて前に進めるんですよね」



彼女の表情こそにこやかではあるが、どうやら恋愛に関してはあまりハッピーとは言えない様子……。

「そうなんです。私とにかく恋愛運がなくって。ホント、悪い男に引っかかってばかりなんです。どうしたらいいと思いますか?」


次々と出てくる、ダメ男のエピソードをこれから紹介します!


人懐っこいとゆうか素直すぎるというか……、次々と出てくるダメ男のエピソードを聞いているうちに、すっかり彼女の持つ独特な世界に飲み込まれてしまった。

「上京してからも、付き合うひとはなぜか全員関西の人。みんな最初は優しいんですけど、付き合うにつれて冷たくなっていく。彼に仕事の悩みごとを相談しているのにずっと無視されたり、風邪をひいて熱があるのに突然『帰れ!』って言われたり……、ヒドくないですか!? 最近その恋愛経験をもとに『え〜、始めと全然違う♪』って歌詞で一曲作り上げたところです(笑)。どこかに優しくて誠実な人っていないもんですかね」



彼女はこのほかにも、ぜったい書けないようなヤバい男のエピソードをいくつも話してくれた。それでもこの広い東京のどこかに、彼女とぴったり波長が合う男がきっといるはず。そう思わずそう願わずにはいられなかった。

「上京して、ホント素敵なひとには、いまのところ巡り会えてないですね。たくさんショックなことがありすぎて、かなり臆病になっているんですよ。ちょっといい感じの人が『好きだよ』とか言ってきたら、『この人、ホントにホントにホントに大丈夫?』って疑ってしまう」

なるほど、なかなかの重症である。まあそういった恋愛のトラウマがあるからこそ、いい曲が書けるのだとすれば、それはそれでアリなのか。

次々に出てくる奇想天外な過去の話から、『バラエティータレントとして自分を売っていった方がいいのでは?』と本気で説得したくもなった。



もっともっとたくさんの人に自分の音楽を知ってもらいたい!

そんな彼女の、ミュージシャンとしての今後の展望についても聞いてみた。

「夢はやっぱり武道館ですね。とにかく多くの人に自分のことを知ってもらいたいんです。自分が今生きている東京、生まれ育った大阪だけじゃなくってもっともっと広い世界のたくさんの人たちに!」

現在、彼女はYouTubeで洋楽ヒット曲を関西弁でコピーして歌い上げた動画を配信している。それがいま話題になっているそうだ。

「もとの歌詞のニュアンスを崩さないようにすべて関西弁に訳しています。自宅でレコーディングしているんですよ。ちゃんと歌詞のテロップも入れて(笑)。上田敦美って検索すると『洋楽を関西弁で歌ってみた』シリーズがヒットするので、ぜひ聴いてみてください。最近、ジャクソン5の『I Want You Back』のカバーが65万回再生を突破したんです!」

取材現場で勧められるがままにYouTubeを開き、再生した。



なんだこれは!?

オリジナルPVを再現した映像(?)は、限りなくギャグ路線(幼少期のマイケル・ジャクソンを意識したアフロ風のズラを装着して踊っている)であるのに、彼女の伸びやかな歌声は鳥肌が立つくらいの完成度。

力強い歌唱力に加え、英語の歌詞に挟まってくる可愛らしい関西弁。とにかく映像と歌のギャップがすごい。65万回の再生数を獲得できるパフォーマンスに納得する。

最後に、この流暢な英語は一体どうやって習得したのだろう?

「それが、じつは英語がまったく喋れませーん!(笑)」

オイッ!と、どつきたくなった。

この逸材すぎる美人シンガーソングライターの今後の活躍に期待したい。