岩隈久志は7回途中4失点、マ軍は逆転も…守護神が2夜連続で逆転許し敗戦
救援投手も被弾して4失点、マリナーズは4点差ひっくり返し岩隈の黒星消えるも…
14日(日本時間15日)に本拠地でのエンゼルス戦に先発したマリナーズ岩隈久志投手が、7回途中4失点で降板した。相手に勝ち越された直後に降板したが、8回に味方打線が逆転に成功したため、勝敗はつかなかった。チームは7-9で敗れた。
いきなり初回無死一、二塁のピンチを迎えるも、強打者コンビのトラウトとプホルスを、それぞれ三塁ゴロ併殺と右翼フライに打ち取り、流れをつかんだ岩隈。その後は、決め球のスプリットと生かした高低差のある投球で相手打線を圧倒。2点先制に成功した味方打線に援護を守った。
5回に迎えた2死一、三塁の危機を脱した直後の6回から歯車が狂った。2死一塁から6番ナバの打席で捕手は外角に構えたが、内角に入ったフォーシームを右翼線二塁打とされて1点差に。そして7回。先頭ジアボテラに初球内角スプリットを捉えられた。レフトに飛んだ打球を左翼・青木が懸命に追いかけてフェンス際でジャンプしたが、無情にもグラブのわずか先をすり抜けて同点ソロ弾に。ここで打たれた球も、捕手はミットを外角に構えたが、内角に入る逆球だった。
なおもピンチは続く。右翼二塁打と送りバントで1死三塁とされた後、エスコバルにレフト前適時打を許して1失点。勝ち越されたところで、サービス監督がマウンドを訪れ、93球で降板となった。
救援が2点弾を浴びたため、岩隈が残した走者が生還。6回1/3を投げて9安打2奪三振1四球で4失点(自責点4)、防御率は4.38となった。
試合は4点のリードを許したマリナーズ打線が、8回に奮起。5点を奪って逆転した。しかし、抑えのシシェックが9回にプホルスに痛恨の逆転3ランを被弾。守護神の2夜連続のセーブ失敗&逆転負けで2連敗となった。