ハーフナー・マイク(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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24日のアフガニスタン戦、「新しい選手をすぐには使わない」と言っていたヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、ハーフナー・マイクと小林悠を交代出場させました。

ハーフナーがピッチに入ったのは72分、小林は79分です。まずは代表チームに慣れさせるために、短めに投入したのでしょうか。

いいえ。僕はそう思いません。

短い時間で何ができるかというテストだったと思います。だったら、78分の金崎夢生のゴールを演出したハーフナーは合格だったのか。

僕は、それも違うと思います。

ハーフナーが出場した約20分間、すべてのハイボールに勝てたのなら半分合格だったでしょう。ですが、ポジショニングと動き出しが悪くて勝てない場面が続きました。

すべて勝ったとしても、それでは終盤のパワープレー要員。もし別のポジションの選手のポジションを変えて代用できるようだったらメンバーには生き延びれません。

たとえばポストプレーなり、細かい足技なりを見せて、プレーの幅の広さを見せない限り本当の合格とはならなかったと思います。

小林にも同じことが言えます。与えられた時間でゴールを挙げることで日本代表には生き残っていけるのです。ギリギリ追いついたシュート1本では、決してアピールになりません。

幸いまだシリア戦が残っています。もしかすると、また出番がもらえるかもしれません。たとえそれが数分だったとしても、2人とも結果を出さないともう先はありません。代表チームの生存競争はそれくらい激しい。次こそ得点を挙げてほしいと思います。